会社帰り、急な雨が降ってしまって一番困るのは誰か?
大切な革靴を履いてきてしまった貴方ではないでしょうか。
(あるいは私のような革靴マニア…)
同じような悩みを抱えるのは全世界共通のようで、多種多様な雨対策グッズが販売されています。
今回は、とある視点に目を付けた急な雨対策グッズをご紹介したいと思います。
最強の雨靴は長靴。
さて、最強の雨靴とはなんでしょう?
いきなり話が変わった感があると思いますが、そんなことはありませんのでご安心を。
正解は・・・画像の通り、ラバー素材の長靴でしょう。
ラバー部分が破損しない限り絶対的に水の侵入を許さない安心素材。
そして、ひざ下まで延びるゆとりあるブーツシャフトはスラックスなどを含むすべてのズボンを守ってくれます。
最近では英国生まれのHUNTER(ハンター)の長靴は女性を中心に人気ですよね。
ビームスやユナイテッドアローズなどのセレクトショップにも並ぶことがあることから、ご存知の方も多いと思います。
長靴で培った技術を生かしたサイドゴアブーツなんかも売ってるみたいですね!
そんな最強の雨靴を、ゲームの装備のように愛する革靴にアタッチできると言われたらどうでしょう?
ちょっとだけ興味が出てきませんか?笑
SWIMSのガロッシュ(Galosh)
ということで今回ご紹介するのは、北欧で生まれたオーバーレインシューズことガロッシュです。
あなたの素敵な革靴を雨で台無しにしない!がキャッチフレーズのこのアイテム。
一体全体どんなヤツなのでしょうか?
SWIMS(スウィムス)とは?
2006年に北欧のノルウェーのオスロで生まれたガロッシュを中心として展開するユーティリティメーカーです。アパレルや水着、ソックス関係、さらには水陸両用のローファーサンダルなどもカバーしています。
以前、ヨーロッパでは雨の日の靴対策といえば
「雨の日には(繊細なアッパーの)革靴をなるべく履かない」
あるいは、
「ガロッシュを靴に履かせる」
という選択肢があったようですが、後者の方はあまり注目されずにいたようです。(そりゃあ靴は靴ですからね)
そんなガロッシュに目を付けたのがこのSWIMS社でした。
忘れられていた実用的なアイテム「ガロッシュ(Galosh)」を現代的かつ、個性的に。
そして上品なひとつのブランドとして世に送り出し直したのがSWIMS社のクラシックガロッシュなんです。
SWIMS クラシックガロッシュ
ということでこちらが今回購入したSWIMSのクラシックガロッシュです。
これを革靴に取り付ける、あるいは履かせることで雨から靴を守ることができます。
基本情報は下記をご覧ください。
メーカー | SWIMS(スウィムス) |
製品名 | Classic Galosh(クラシックガロッシュ) |
カラー | Black(ブラック、黒) |
素材 | Rubber(ラバー素材) |
サイズ | L(26.0~27.5cm) |
ガロッシュ本体はしっかりした厚みながらも柔らかい
このクラシックガロッシュ、見た目だけと厚さや柔らかさがわかりづらいです。
実際の感覚として、やや厚めの柔らかめのゴム素材といった感じです。
手でつまんで伸ばせば結構伸びますが、そこまでビヨーンと伸びる感じはなく適度な固さもあります。
簡単に折りたためます。
ガロッシュはこのように折りたたむことも可。
とくに力を入れずともこの形にできます。
カカト側はしっかりしたつくり。
反対に踵側は少しだけしっかりしたつくり。
踵、ヒールカップは履物の命ですから、ここがしっかりと作られている事には好感が持てますよね。
グラマラスに湾曲したヒール部分も良い!
ガロッシュ内部はビロード状の傷がつきにくい素材
肝心のガロッシュ内部に触れていませんでした。
内部はビロードのような起毛素材が全面に施されています。
ピッタリとしたゴム素材だと革靴のアッパーレザーに悪影響がありそうなイメージがありますが、この素材であれば傷のことも心配入りませんね。
滑りにくいパターンのアウトソール
アウトソールはちょっとユニークな矢印柄が沢山施されたパターンです。
つま先と踵の先側が耐久力強めのパターンとなっているのがナイス!
豊富なカラーバリエーション
- ブラック
- ネイビー
- オレンジ
- ブラウン
- オリーブ
- レッド
- カモフラージュ
このクラシックガロッシュはカラバリも充実しています。
もっとも使いやすいのはブラックでしょうが、ガロッシュを使わざる得ない日くらい遊んじゃえ!って思える人ならちょっと派手めな色合いを選ぶの全然アリだと思います。
スウィムスのガロッシュを革靴に装着してみる
それでは実際にスイムズのクラシックガロッシュことオーバーレインシューズを私が所有する革靴達に付けていきたいと思います。
せっかくの機会なので、アッパーレザーは4種類ほどチョイスしてみました。
ガロッシュの取り付け方
ちなみにガロッシュの取り付け方ですが、革靴をシューツリ―のようにガロッシュに入れ込みます。
このとき、カカト側を引っ張りながら伸ばした状態で入れるのがシューツリー装着時のとの違いになりますね。
ガロッシュ×ローファー
J.M.Weston 180 Loafer Size: 7/D
夏といえばローファー。
夏といえば梅雨。
クラシックガロッシュはそんなローファーの強い味方です。
ガロッシュの履き口が広いため、元々も履き口付近のアッパーレザー面積が少な目のローファーにはピッタリなんです。
ちょうどサドルの切り込みが潰れない位置に先端がくるのが良い感じですね~。
ガロッシュ×明るい茶靴
Church’s Diplomat Size: UK8.0G
雨に濡れて困るのが明るい茶靴です。
よくエイジングした明るいブラウンシューズは太陽の元では非常に美しい。
ですが、ひとたび雨が降るとその美しいアッパーに雨水模様が濃くついてしまい、場合によっては水染みにも…。
そのリスクを、、、まあ6割くらいは軽減できるかもしれません。笑
ガードしてる範囲から考えるに、これを許容できるかは人それぞれな気もしますね。
ガロッシュ×コードバンの革靴
Alden 5610 Size: US 8.5E
お次も雨に弱いとされるコードバン素材のオールデンの革靴です。
ALDEN純正のレザーディフェンダーなどもあり、雨対策は充実しつつあるコードバンシューズ。
ガロッシュさえあれば太目のパンツを履いていれば、ほぼノーダメージにできそうな雰囲気です。
そもそもコードバンシューズは雨予報の日には履かない人がほとんどだとは思いますが、ガロッシュは急な雨の日用ですから。
ガロッシュ×ボックスカーフの革靴
Church’s Consul Size: UK8.0G
最後はボックスカーフの革靴です。
私が所有するクラシックガロッシュがブラックということもあり、ただただ良く合いますね。笑
一方で黒靴は雨によるシミなどの心配はあまりないので、レザーソールでなければそこまで気にすることもないかもしれませんね。(塩は浮きますが)
ガロッシュを履いても革靴に傷はつかない!
ちなみにガロッシュは本当にアッパーに傷をつけないのか問題ですが、私が試した4足では傷がついたアッパーはひとつもありませんでした。
専用の収納バッグもついてくる!
SWIMSのクラシックガロッシュは購入すると専用のバッグがついてきます。
2足を別々に入れれるのは非常に良いですね。
使用後に同じ袋に入れるとガロッシュ内部に砂や小石が入る可能性も上がってしまいそうですね。
袋の左右はは独立していますが、バッグ自体は繋がっています。
持ち手もあるのでオフィスに持ち込んだり、あるいは家に持って帰るときもラクチンです。
ノルウェー生まれのオーバーレインシューズ「ガロッシュ」のまとめ
ということで本ブログ記事ではノルウェー生まれのオーバーレインシューズ、「クラシックガロッシュ(Classic Galosh)」をご紹介しました。
革靴に履かせる靴下?
革靴の雨合羽?
革靴の長靴?
などなど、日本語として表現するのがちょっと難しいアイテムですが、
上品な見た目と裏腹になかなか歴史の深い雨対策アイテム「ガロッシュ(オーバーレインシューズ)」
ぜひぜひ現代にモダナイズされて復活した先人の知恵の結晶(言い過ぎか)を味わってみるのはいかがでしょうか?
- レザーソールの革靴が多い人にオススメ!
- ローファーだとアッパーのカバー範囲がほぼ合う!
- 専用バッグ付きなのでオフィス⇔自宅の持ち運びが楽!
人とはちょっと変わったレインアイテムをお求めの方にピッタリなグッズですね!使用感も良い感じですよ!
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