立ち合い出産を体験した。【微弱陣痛の出産レポと感想も】

この世に生を受けて、何も考えずに過ごせた幼少期、ちょっと甘酸っぱい青春期、そして成人となり社会の一員として活躍し始めたら、次に待っているのは家庭、そして子供を持つことではないでしょうか。(もちろん他のライフスタイルもありますが)

「子供を持つこと」という点においては、女性は基本的には必ず出産を経験します。女性のお腹のお腹の中で胎児が育ち、そして出産する。生物学的に女性だけに許された特権とも言えます。

しかし、男性に関しては出産に選択肢があります。

それは「それが立ち合い出産をするか否か」という点です。


立ち合い出産とは?

立ち合い出産とはその名の通り、出産に立ち会うか否かというものです。

この文化は割と最近できたものらしく、昭和の時代では生まれてから我が子に会うお父さんも少なくなかったようですが、現在の世においては我が子が誕生する瞬間に立ち会いたい!あるいは立ち会うべきだ!という声が多く上がっており、産科としても出産前研修など、色々な仕組みを整えているところも少なくありません。

一方で当の男性陣にとってはこれほど判断に迷うべきものはありません。

血を見たりするのが嫌だったり、妻が苦しみに悶える顔に耐え切れなかったり、あるいは立ち会うこと自体にあまり意味を感じなかったり(私はこのパターンでした)と人生にポッと現れたこの選択肢に大いに頭を悩ますと思います。

もちろん私もその一人でしたが、結果としては様々な人に後押ししてもらい立ち会いました。今回はその様子をお伝えしていきたいと思います。

立ち合い出産の流れ

立ち合い出産の大まかな流れは下記となります。

  1. 病院を選び、場合によっては見学する。
  2. 出産前研修を受ける。(必要ない病院もあります)
  3. 妻が臨月を迎える。
  4. 妻に陣痛が発生し、入院する。(分娩第1期)
  5. 出産に立ち会う(分娩第2期)

1.病院を選び、場合によっては見学する。

まずはどこで出産するか?

そしてその病院は立ち合い可能か?

というところを確認する必要があります。

基本的には奥さんに主導的に動いてもらって決めるほうが良いと思います。病院側の設備関係に何を求めるのかはやはり産む人の好みがありますからね。

男性側の判断ポイントとしては下記です。

  • そもそも立ち合い出産可能か。
  • 総合病院か否か。
  • 部屋は個室か否か。

まずは立ち合い出産ができない病院であればどうにもなりません。(笑)

次に総合病院か否かという点です。一般的に産科や産婦人科のみの病院は設備や食事などが充実している傾向があるので滞在時のQOLはかなり良く場合によっては至れり尽くせりです。一方で何かあった際には近くの総合病院に搬送する必要が出てきます。

総合病院であれば至れり尽くせりは期待できませんが命に係わる何かがあった場合に院内ですぐに対応できるという大きなメリットが出てきます。どちらかが良いという話には夫婦によって異なると思うのでしっかり話し合う必要があります。

最後の部屋についてですが、一般的な入院と異なり、赤ちゃんに会いにくる来訪者は多い上に、奥さん自体は昼夜問わず3時間置きの授乳や育児の技術習得に忙しい状態となります。そういった環境をなるべくストレスなく過ごすには個室がいいのか、大部屋がいいのか。こちらも夫婦で確認する必要があります。

2.出産前研修を受ける

病院が決まったら出産前研修を受けます。

こちらは病院の方針によって研修受講が不要なところもありますが、個人的には研修を受ける必要がある病院の方が体制が整っているようなイメージを持ちました。毅然とした態度で「立ち会うには最低限これだけのことを知ってもらう必要がある。」と言ってくれるほうが安心できます。これはスーパーの靴屋さんのフィッティングよりJMWのサイズが違うなら売らないくらいの勢いのフィッティングのようなものです(違うか)

※参考 分娩の流れ

3.妻が臨月を迎える

臨月とは妊娠後大体36週から39週を指します。(約10か月ちょっと)

この期間に入ると胎児はいつ生まれてもおかしくない状態なので、いつでも奥さんのもとに向かえるよう、準備をしておく必要があります。私が準備したのは下記。

  • 印鑑
  • 住民票がある市町村への提出項目
  • 2泊3日程度過ごせるものを詰めたスーツケース。

印鑑は何かと使用するものなので割愛。

住民票がある市町村への提出項目は重要です。子供手当だったり出産手当だったりと申請しないといけないもの、もらえないものがいくつかあります。何がいつまでに申請する必要があるのか。しっかり押さえておきます。

最後は2泊3日程度過ごせるものを詰めたスーツケースです。これは後述しますが、一般的に本格的な陣痛が始まって約10-12時間で初産の場合は子供が生まれます。しかし、これが難産だった場合、泊まり込みが発生する場合があるのです。そうなると自宅には帰れませんし、もう大変です。私自身も使わないだろうなと思っていながら準備しておいたら大助かりでした。

4.妻に陣痛が発生し入院する(分娩第1期)

休みの日でも無い限り、この段階で仕事の夫に連絡が入り、病院へ駆けつけることになります。もし一緒にいたのであれば妻の着替え一式などをもって急いで事前に出産予約をしておいた病院へ向かいます。

病院に到着後、母子ともに各種検査が行われます。

陣痛が始まってからも大変!

陣痛室に入ったら、通常10-12時間近くかかる子宮口の開きを少しでも早めるために様々な行動を行います。院内を歩いたり、ゆれる椅子に座ってみたり、足のマッサージなど(血液が子宮に流れるそうです)5-6分おきに声が出るような痛みのなかで、この痛みをさらに促す行動を奥さんはし続ける必要があります。我々男性陣はサポートに徹するのみです。

ちなみにここで子宮口が一向に開かない場合は微弱陣痛となり、場合によって陣痛促進剤を使用するケースもあります。状態によってはこの段階で帝王切開の判断をするときも。

※微弱陣痛となってしまった場合は10-12時間が24時間になったり48時間になったりと長期戦になる場合もあります。このときに用意したスーツケースが役立ってきます。

なので奥さんが入院してからは一瞬も気を離すことはできません。

5.立ち合い出産(分娩第2期)

子宮口が10cmまで開いたら出産室に移動し、出産準備に入ります。

ちなみに、最近ではLDルームという陣痛から出産まで1つの部屋で完結するタイプもあります。(我が家はこちらでした)

ここまで来たらもう出来ることはありません。助産師さん、看護師さん、お医者さんにお任せして、奥さんの手をひたすら握ってあげましょう!

徐々にお子さんが頭から出てきます。血が苦手な人はずっと奥さんの顔を見てましょう(笑)

Note:出産後、へその緒を切らせてくれるところもあります。

分娩第3期

奥さんが赤ちゃんと対面したら後はズルリと胎盤を出すだけ!

その後は赤ちゃんの状態チェックや身長体重などを測ったりとバタバタと看護師さんが対応してくれた後にゆっくりと対面することができますよ。

お疲れ様でした!


微弱陣痛が発生した場合の出産レポ

ミウラ家の出産では微弱陣痛が発生したため非常に苦しい時間を過ごすことになりました。

他の方の参考になると思ったので以下にタイムラインレポートを残しておきます。

  • 1日目 01:00 陣痛により入院。
  • 1日目 09:00 子宮口4cm 陣痛間隔7分、陣痛レベル中、出産は夕方頃見込み。
  • 1日目 12:00 子宮口6cm、陣痛間隔6分、陣痛レベル中、各種運動開始。
  • 1日目 15:00 子宮口6cm、陣痛間隔4-5分、陣痛レベル大、翌日に陣痛促進剤を使用することとなる
  • 1日目 22:00 陣痛間隔7-8分陣痛レベル中、ミウラ夫同室にて宿泊、7-8分毎に陣痛が起きるため2人ともほぼ不眠。(ミウラ妻は2日間不眠)
  • 2日目 09:00 陣痛促進剤使用開始、出産予定は夕方~夜見込み。
  • 2日目 11:00 子宮口8cm、陣痛間隔4-5分、陣痛レベル大。
  • 2日目 13:55 子宮口10cm、分娩開始!
  • 2日目 14:05 誕生!

食事は痛みにより固形物をほとんど摂取することができなかったので、ウィダーインゼリーやポカリ、オレンジジュースがメインでした。(糖分が無いとお産が進まないので無理やりにでも摂取するようにと指導アリ)


まとめ

生まれた直後の赤ちゃんを見た時、自分がどんな反応をするのかとても興味がありました。もともと子供は苦手なタイプ。ちゃんと愛情は湧くのだろうかとか、本当に親になっていいのだろうか。など色々と不安があったのですが、いざ対面した時の感想は・・・。

ミウラ夫「あたまなが!」

ミウラ妻「そうだね、長いねえ。(笑)」

という何とも微妙な言葉が口から出ていました。(笑)

※赤ちゃんのアタマは柔らかいので生まれた直後は割と長いんです。

予想では感動して涙の1つでも流すのかと思っていたのですが、一切そんなことはなく・・・。

その一方で、たったいま目の前に誕生した自分の分身。今まで抱いていた様々な不安を起こさせる隙すらない圧倒的存在感に驚きました。

「この瞬間から親になってしまったんだな。頑張らないとな。」とただただ、心の底から自然と納得した自分がいたんですね。

立ち会い出産の感想は「不安がある人ほどオススメしたい」

立ち合い出産には様々な意見がありますが、私の意見は「子供を持つことに少しでも不安がある人こそ、絶対に立ち会うべき。」です。

誕生するまでの一部始終を目撃することで、すべての不安を消し飛ばしてくれるくらいの圧倒的存在感を感じることができました。立ち会っていなかったら未だにフワフワした覚悟だったかもしれません。

本当に立ち会って良かった。

P.S. 立ち会い出産を背中を押してくれた皆さま、本当にありがとうございました!

次回は出産後の旦那がやるべき手続きについてご紹介したいと思います。