世界三大奇跡のひとつ、グアダルーペ寺院
メキシコ旅行も3日目。本日は世界遺産を中心に観光します。
傾いている寺院
まずはメキシコ最大級の宗教建造物となるグアダルーペ寺院へ。約2万人を収容できるこの寺院、少し傾いているのがわかりますか?なんでもメキシコシティ一帯は埋め立て地のため、こういったこと地盤に関わる問題が良く起きているそうです。
中ではミサが行われており、たくさんの方がお祈りしていました。我々異教徒(?)は邪魔をしないように観光者向けの通路に静かに向かいます。
不思議な位置にたった10mくらいのムービングウオークが。みんな上を眺めていますが、なぜこんなところに設置されているのかというと・・・。
グアダルーペの聖母
こちらのグアダルーペの聖母をみんなが見れるように工夫されていたものでした。このグアダルーペの聖母、キリスト教のなかでは三大奇跡のうちの一つとされています。
グアダルーペの聖母の物語 概略版
・ある日、ディエゴという男の前に女の子が現れて「私は聖母マリアです、ここに教会を是非建ててください。」という言葉を伝えました。
・ディエゴは驚きながらもメキシコの偉い司祭に頼みます。しかしもちろん司祭はそんな話を信じません。
・すると女の子は「教会を建てるべき場所に行ってください、そこで見つけたものをマントに包み、司祭に届けてください」と言いました。
・ディエゴがその場所に行くと季節外れのバラが咲いていました。ディエゴはバラをマントに包み、司祭の元へ持っていきました。
・半信半疑の司祭の前でマントを開くと、バラと共に聖母マリアがマントに浮かび上がりました。
・司祭はディエゴと聖母マリアを信じ、礼拝堂が建てられました。
そう、この飾られている聖母マリアはそのマントなのです。そしてさらに驚くべき事実として、この聖母マリアのマントは一切退色する気配がないそうです。科学的調査も行われたそうですが、まったく原因不明。一体どういった力が働いているのでしょうか。
次は太陽のピラミッドで有名なティオティワカン遺跡へ
スラム丘を通り抜けて・・・
ティオティワカンへのバスの中。メキシコシティから少し離れるとこういったスラム街が大量に現れます。これは一部ですが、丘のひとつひとつがこのように灰色になっておりそれらが全て違法建築によるスラム街とのことでした。この規模はスラム街というよりスラム丘ですね。スケールが違う・・・。
お昼は本場メキシカンレストラン
ティオティワカンに行く前に腹ごしらえです。とにかく見たことのない料理しかありません。食べてる途中にいきなりメキシカンアーティストのライブが始まり、レストランのお客全員にチップを要求しまくっていたのが印象的でした。
タコスバー。もう日本で見るラインナップとほど遠い状況です。左から3番目の黒いものは牛の脳みそでした。トライしてみましたが・・・。かなり口に合いませんでした。触感はレバーに似ているんですが、とにかく味がなんとも言い難い妙な味で・・・。
ティオティワカン遺跡へ到着
ティオティワカンマップ。一番奥に見えるピンクのピラミッドが「月のピラミッド」、その手前のが「太陽のピラミッド」となります。まずは「月のピラミッド」の左側にある住居跡に向かいます。
現地のお土産屋さんは帽子をPUSH
いきなりお土産屋さんが現れました。これらの帽子はたったの500円もしなかったと思います。思った以上に日差しが強いため購入してしまいました。ここで買った帽子、一体いまどこにあるんだろうか。
補修範囲がわかる遺跡
住居跡につきました。石壁のコンクリート部分に点々が刻まれています。これらは修復が終わったことを示す目印だそうです。修復していないものに点をつけて、終わったものは点がついていないようにすれば、もっと見栄えが良い気もしますが、どうなんでしょう。
古代の塗料がそのまま残っている壁面。だいぶカラフルな住宅だったようです。
月のピラミッド
意外とガラガラのピラミッド
この日は平日だったためか観光客がとても少ないとのことでした。確かにほとんど並ぶことはありませんでした。
階段の角度が超キツイ
実はこのピラミッド、めちゃくちゃ急なんです。たぶん45°以上だと思います。普段昇り降りする前提でつくってないでしょうか仕方がありませんが、昇りはいいとして降りはかなり怖かったです。
月のピラミッドからの景色
ピラミッド間の移動は徒歩
ピラミッド間の道路はこういった砂利道になっています。結構強めの物売りが多いのでご注意を。
太陽のピラミッド
事前にみたマップの通り、太陽のピラミッドの方が2周り程度大きいです。ティオティワカン遺跡は標高が高く、月のピラミッドの登頂でで相当疲れていたので昇るのを諦めようかと思いましたが、一生に1度のことですし、力を振り絞って太陽のピラミッドにも昇ります。
太陽のピラミッドからの景色。数千年前の我々の祖先と同じ景色を見ていると思うとなんだかアメリカ大陸先住民の歴史の壮大さに深く感動しました。唯一違うのは安全のための杭とロープが付いたことでしょう。
太陽のピラミッドからの景色
夕食はメキシカンレストランで!
メキシコのレストランなんだから当たり前にメキシカンレストランな気もしますが、そこはご愛敬。お客さんの身なりを見る限り、なかなか良いクラスのレストランだったみたいです。
メキシカンハラミステーキとテキーラ(また)を飲んで明日に備えます。
ちなみにお肉は脂身少なみ旨味多めでとっても美味しいのですが、付け合わせが何食べても辛かったです。(笑)
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