本格靴を好きになったとき、出張や旅行などで気になる点が出てきます。
それはシューツリーをどうするべきか?という点です。
スーツケースの中に革靴をそのまま放り込んでおけば他の荷物とぶつかりあって型崩れしてしまいますし、一足だけ履いていくのであっても例えば夜履いてない間にシューツリーは靴に入れておきたいものです。
それならいつも使っているシューツリーを持っていけばいいと思い、何度か持っていったのですが、木製シューツリーだと結構重たいんですよね。
出張ならまだしも、重さが重要になってくる海外旅行では結構キツイ…。
そんなことで悩んでいるとき、なかなか良さそうなモノを見つけてしまいました。
プラスチック製のシューツリー
持ち運びが簡単な携帯用のプラスチック製シューツリーです。
パッケージはとってもシンプルです。重量がないからか簡素な包みですね。
名称はシューズフォーマーって言うみたいです。
サイズはフリーサイズ(23.5~27.5)
男性用シューフォーマー。
左にあるのはUK8用の木製シューツリー。チャーチのファクトリーストアのみで手に入るタイプで、おそらくDASCO社製のもの。
右側はコロニルのレディース用シューツリーです。こちらはオールデンの純正シューツリーにかなり似たタイプとなります。余談ですがミウラ妻のシューツリーはすべてこのコロニルで統一しています。どんな靴でもそこそこ良い塩梅にフィットしてくれるGOODなシューツリーなんです。
形はシンメトリー
上から見てみるととあることに気が付きました。
左右対称なんです。
なのでちょっと凝ったラストの革靴にはピッタリとは合わなそうですね。
シューフォーマーの仕組み
はてさて、木製シューツリーだけを使ってきた人にはこの携帯用かつフリーサイズのシューツリーの仕組みがどうなっているのか気になるところ。
ひっくり返すとこのような作りでした。
プラスチックで成形されたつま先部分の裏に金属パーツが取り付けられており、踵側のパーツと繋がっています。
金属パーツを指で挟むことで踵側パーツに空いてある穴を使ってハーフサイズずつ調整することができます。
木製シューキーパーと違ってバネがないため、実際に革靴に入れる際にはこのようにカカト部分を折ってから入れます。ちょっと入れるときは慣れるまでコツが必要です。
実際に革靴に入れてみました
携帯用プラスチックシューフォーマーを革靴に入れてみた図がこちら。流石に木製シューキーパーに比べると頼りなさはありますが、シューキーパーを入れてシューズバッグに入れれば十分でしょう!
触ってみると思ったよりはつま先部分とヴァンプ部分がサポートされているように感じますね。うーん、これならイケそう!良い感じです。
木製シューツリーとの重さを比較
さてさて、実際に重さがどれくらい差があるのか確認してみました。
木製シューツリーは片足約400gです。なので一足約800gとなります。
そして革靴が片足450g程度なので一足900g、となると革靴一足をスーツケースに入れると約1.7kgもの重さになるわけです。
これがプラスチック製シューキーパーなら約100gですから大体1kg。これはなかなか違ってきます。
革靴を海外で2足購入するとなるとそれだけで約3.5kgプラスです。
そこに服やお土産などがガンガン入ってくることを考えるとこのシューツリーの重さの差は大きいですね。
参考情報 各航空会社の手荷物制限
ANA(全日本空輸)
ANAの場合はスーツケース2個まで。エコノミークラスなら1つ辺り23kgが上限です。
JAL(日本航空)
JALもANAと同じようにスーツケース2個まで。エコノミークラスも同様に1つ辺り23kgが上限です。
その他
国外の航空会社だとスーツケースは1つまでの時があるので要注意!
重さは国内航空会社と同様に23kgがほとんどです。
旅行中にも大活躍!
当初の想定通り、旅行中も大活躍してくれました。スーツケースから取り出してももちろん型崩れはしていませんし、一日中履き続けた後もアッパーをシャキッと伸ばしてくれます。
ホテルに戻ったらすぐにスッとシューキーパーを入れて馬毛ブラシでブラッシングすればまた次の日も足元を支えてくれます。
旅行用シューツリーのまとめ
旅行から戻ってきたらいつもの木製シューツリーとバトンタッチ。
お疲れ様でした。
シューフォーマーくん、また次の旅行で会いましょう!
- 荷物の重さが気になる人にオススメ
- 大体の革靴にフィット
- とにかく軽くて、安いので取り扱いが楽!
ブログ内を検索する!