先日購入した高級国産ロウ引き靴ヒモ「紗乃織靴紐」
見た目の高級感はもちろん、そのしっかりとしたホールド感ともっともフォーマルと言われるストレートチップシューズの相性の良さを感じ、英チャーチのコンサルのアイレット上で大活躍しています。
しかし、私はずっと心の隅に引っかかっていたものがありました。
紗乃織靴紐、平紐
それがこの紗乃織靴紐 平紐(サノハタクヒモ ヒラヒモ)です!
靴好きの方々の写真を眺めているとどうにもいいなあと思う写真に共通点がありました。
それが「内羽根シューズ+平紐」のコンビネーションです。
たいへん綺麗に手入れされた内羽根の革靴を密やかに引き締める存在、それが平紐だったんですね。
選んだ長さは70cm
前回同様に選んだの70cmのタイプです。
メーカー純正と同じ長さを考えるとメーカー推奨より一段階下のものを選ぶことになります。
イギリスシューメーカーの純正靴ヒモは短めの設定なのかもしれませんね。チャーチ、エドワードグリーン、ジョンロブ、私が所有している英国靴の紐はすべて70cmでした。
先端は真鍮色(ブラスカラー)の金物付き
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)シリーズの特徴はやはりこの先端のセルでしょう。
どんな色にも相性の良い真鍮色の金具は靴の雰囲気を壊すことはほとんどありません。
チーニーの130周年記念モデルでもこういったメタルセルは採用されていたのは記憶に新しいところです。
ロウと油脂たっぷりの靴紐
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)シリーズの高級感と価格はやはりこの紐にしみ込ませたロウ分と油脂によるものだということは疑いの余地がありません。
パッと素人が見ても「なんか良さそうな紐だなあ」と思ってしまうレベルです。
日本の職人の方が一本一本手作りで制作しているそうです。
ジョンロブ×紗乃織靴紐(平紐)
私の所有する靴のなかでもっともエレガントな一足は何か?
そう言われれば迷わず選ぶのがイギリス最高峰のシューメーカー「ジョンロブ」の革靴です。
もっともフォーマルといわれるストレートチップスタイルの靴ですが、こげ茶のムラ染めカーフ(ミュージアムカーフと呼ばれる革です)で遊び心を加えた一足です。
これに高品質な平紐を通したらどうなるのか?
さっそく紗乃織靴紐の実力を確認していきたいと思います。
平紐の取り付けは慎重に。
平紐で唯一手間となるのがアイレットに紐を通すときです。
とくにパラレルパターンで締めるときには注意が必要となります。
丸紐と違ってねじれてしまうと見た目が悪くなってしまうので、紐の面を確認しながらゆっくりと慎重に通していく必要があるんですね。
割と時間がかかるので時間があるときに取り掛かることをオススメします。(笑)
ビフォーアフター
紗乃織靴紐 平紐をパラレルパターンで革靴に通しました。
左側はもともとの靴紐、右革が紗乃織靴紐 平紐です。
ややカジュアルだった印象がフォーマルな印象に変わったように感じます。
アイレットがボリュームダウンした
見た目はもちろんですが、一つ機能的なプラスがあることに気が付きました。
それはアイレット部分のボリュームを抑えることができること。
丸紐だとどうしても紐同士が重なった箇所が盛り上がってしまうのですが、平紐だとピタリと元の形状を保っています。端的に言うと靴のフォルムが崩れないんですね。
両方ヒラヒモに変えてみた
元々通していたメーカー純正の靴紐も気に入っていたのですが、やはり「内羽根+平紐」の上品さは想像以上でした。
靴ヒモ先端のセルカラーも相まって一段階良い靴になった気がしますね。
うーん、良い感じです!
紗乃織靴紐 平紐(サノハタクヒモ ヒラヒモ)のまとめ
ということで今回は最高級靴ヒモの紗乃織靴紐の平紐バージョンの紹介でした。
高級のある靴ヒモが欲しい方、メタルセルが好きな方はもちろん、もっともオススメしたいのは靴ヒモがほどけてしまったり、緩んでしまうことを避けたい方にオススメしたい靴ヒモです。
- 見るからにわかる高級感
- 目立ち過ぎない絶妙な塩梅のメタルセル
- 靴紐のほどけ、緩みからの解放を求める人
…ちなみに脱ぎ履きするシーンが多い方にはオススメしません。(笑)
丸紐タイプはこちら↓↓↓
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