立体的なインソールで足裏をしっかりと支えてくれるドイツ生まれの健康サンダルといえばビルケンシュトックです。
解剖学に基づいて凹凸が施されたフットベッドは足裏に気持ち良い履き心地を与えてくれるだけではなく、背筋を伸ばし、足や関節をグッと楽にしてくれます。
その上、人間が本来使うべき足の筋肉を鍛えてくれるため、足元から健康を促進・サポートしてくれるまさにスーパー健康サンダル。
サンダルといえば大抵はSMLくらいのサイズ展開しかありませんが、ビルケンシュトックでは革靴のようにEUサイズでの展開だったり横幅も選べたりするなど、幅広い選択肢があるのが特徴です。
そうなると悩んでしまうのはサイズ選びではないでしょうか。
本記事では私の足、ビルケンシュトックの店員さんからのアドバイスなどを聞いた結果から導いたサイズ選びについてご紹介したいと思います。
私の足について
こちらが私の足です。
素足時で26.5cm、靴下着用時で26.7cmです。
足の形は親指が一番長いエジプト型と呼ばれるタイプ。日本人の7-8割がこのタイプだそう。
ちなみにサイズ選びには関係ありませんが開帳足気味です。
これまでの愛用サイズはEU41
これまで愛用していたビルケンシュトックはサンダルタイプ、シューズタイプともに、EUサイズ41(26.5cm)でした。
ご覧の通り、足先からかかとまでしっかりと収まっています。
たまーに親指の指先がリムに触れることがありましたが、とくに不自由を感じることもなく、適度なサポート感も感じながら数年間ほど愛用していました。
見た目的にもジャストサイズ!そんな風に見えます。
ルームスリッパはEU42
ビルケンシュトックのあまりの履き心地の良さに感動して、同社のルームシューズを購入したときに事件は起きました。
なんとEU41だと足が履き口に引っかかりにまったく入らないのです。
すぐに購入店に連絡・相談しEUサイズ42(27.0cm)と交換したところ、足にぴたりと収まりました。
このときふと感じたのが「もしかしてビルケンシュトックが提案するサイズで履いていないんじゃないだろうか?」ということ。これはもしかしてEU42が私の適正サイズではなかろうか。
うーむ、これはいつか直営店で聞いてみよう!
ビルケンシュトック直営店舗
そんな訳で直営店舗に行ってきました。
ちょうどセール時期と重なっていつもの20%オフになっています、これは買うしかないな…。
さっそく店員の方に声をかけてサイジングをお願いしました。
これが正しいフットメジャーの使い方
すると出てきたのが我が家で使用しているサイズゲージの色違いのもの!
靴を脱いで足を乗せ、測ってもらいます。
ここでちょっと驚きだったのが足の置き方の角度についてです。
(お店で一切撮影しなかったので自宅で再現写真を撮りました)
サイズゲージへの足の置き方ですが、ビルケンシュトック直営店舗では足指の一番長いところを中心線に持っていくのではなく、中指を中心に置く測り方をしていました。
そのうえで一番長い位置をサイズとしてみるようです。
なので、親指を中心にした場合はEU42、中指を中心にした場合はEU42.5となります。(ただし、上記は靴下着用時なので-0.5が素足時のサイズ)
サンダルのシェイプがエジプト型の作りになっているビルケンシュトックならではの測り方だなあとそのときは思ったのですが、むしろこれが正しい姿なのかも。
ビルケンシュトック直営スタッフの見解は…
「お客さまの足だと、EU41とEU42のちょうど中間ですね。」
「ただEU41だとトゥグリップが足の指の空間にあるのでちょっと位置が合っていません。これではグリップをしっかり使えないかもしれませんね。」
「さらにEU41で親指の先がリムに当たりそうになっているのでEU42のほうがオススメできます。」
確かに今まで歩いていると親指の先がリムに触れることがありました。ですがEU41は26.5cm用ですし、足自体も違和感を感じることもなかったのです。
なるほど、これが正しいサイズの選び方だったのか!
ビルケンシュトックのサイズの選び方まとめ
ということでビルケンシュトックの正しいサイズ選びは下記手順となりそうです。
買い慣れている人にとっては当たり前の流れかもしれませんが…(笑)
- 足の実寸から大体のサイズを割り出す
- 実際に履いてみて足先に十分な隙間があるサイズを選ぶ
1.足の実寸から大体のサイズを割り出す
まずは下記表を使って足の実寸(cm)を測り、適合するEUサイズを選びます。
※ビルケンシュトックはEUサイズ展開。
私の場合だと、26.5~7cmだったのでEU41かEU42が適合サイズとなります。
BIRKENSTOCK公式サイズ表
EU UK cm 24 7.0 15 25 8.0 16 26 8.5 16.5 27 9.0 17 28 10.0 18 29 11.0 18.5 30 11.5 19 31 13.0 20 32 13.5 20.5 33 1.0 21 34 2.0 22 35 2.5 22.5 36 3.5 23 37 4.5 24 38 5 24.5 39 5.5 25 40 7 26 41 7.5 26.5 42 8 27 43 9 28 44 9.5 28.5 45 10.5 29.5 46 11.5 30 47 12.0 30.5 48 13.0 31 49 14.0 32 50 14.5 32.5
2.実際に履いてみて足先に十分な隙間があるサイズを選ぶ
最後は実際に履いてみて判断です。
ここで重要なのはビルケンシュトックはやや大きめに履くサンダルである。ということを前提に考えること。その理由は下記画像をご覧ください。
ビルケンシュトックの国内代理店であるBENEXY社のフィッティングガイドですが、指先にかなり広めなスペース(捨て寸)があることが確認できます。これが目安となるのです。
この前提で選んだ正しいフィッティングのビルケンシュトックがさらに下記画像です。
正しいフィッティングのアリゾナサンダル
実際に履いてみて指先と踵にやや隙間のあるサイズを選んだのがこちら。
実寸26.5~7cmでEU42がベストサイズでした。
ここで重要なのは「指がリムに収まる」ではなく「歩いても指がリムに当たらない」ことです。普段のサンダル選びだと間違いなく前者で選んでました。
横からのアングルだとやや大きめサイズのサンダルを履いている感がありますね。
ですが、トゥグリップに指が軽く引っかかる程度を選ぶとこのくらいの隙間が生まれるはず。
そういった面からもこれこそが追い求めるべきサイジングなんですね。
歩いてもこの通り!(右足の親指に注目)カカトがあがってつま先が前に押し出されても、親指の先がリムに当たっていません。
さらにひとつ発見だったのは土踏まずのサポート感が強まったこと、そしてトゥグリップがより足指で使いやすくなったこと。 これは解剖学に基づいて設計されたオリジナルフットベッドの威力を存分に味わうことができそうです。
そんな訳でビルケンシュトックのアリゾナサンダルなどをこれから購入しようしている方はぜひぜひ余裕を持ったサイズも選択肢に入れてみてください!
極上の快適性をもたらすインソールの代名詞となったビルケンシュトックの本気が生み出す新しい世界が待っているかもしれません・・・。
ビルケンシュトックの履き心地を自宅で味わえるルームシューズ
さて、そんな最高の履き心地を与えてくれるビルケンシュトックのサンダルですが、なんとルームシューズも作っています。
在宅勤務にもピッタリかもしれません。笑
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