世の中には色々なシューツリーが販売されていますが、実際に自分で選ぶとなるとあまりのバリエーションに何を選んで良いかわからなくなってしまいますよね。
とくにローファーなどの紐靴ではない靴に合うシューツリーとなると、合う合わないの問題も大きそう。
そんな人に朗報が!
なんと、CollonilやPedaqなどの有名シューケア用品の総代理店がこだわり抜いたローファー用のシューツリーを開発したのだとか!?
それがいま靴好き業界で話題沸騰のシューツリー「BRIGA(ブリガ)」です。
このブログ記事では、ついに入手することがこのローファー用のシューツリーの特徴とサイズ感をご紹介していきます!
BRIGA(ブリガ)とは
コロニル・ペダックなどの人気シューケア用品を日本で展開している総本家「エス・アイザックス商会」が満を持して発売したシューツリーブランドです。
元々はシューキーパーのなかでは大定番となるMarken(マーケン)社の製品を取り扱っていたのですが、さらにこだわりあるシューツリーを開発するべく立ち上がったプロジェクトなんだとか。
ブリガはローファー専用のシューツリーの他、オックスフォード(内羽根式革靴)専用、ブーツ専用の3タイプのシューツリーを販売しています。
シューキーパーの他にも、市場に溢れかえった靴ブラシを研究したであろう高品質かつ痒いところに手が届くオリジナル靴ブラシを販売しています。
ブリガのシューツリーの特徴
すでに名作と名高いMARKENのディプロマットシューツリーを凌駕するシューツリーの特徴が気になる方も多いでしょう。
簡単にですがまとめました。
- 甲にテンションが掛ける設計
- 素材は吸湿消臭最強のアロマティックシダー
- しっかりテンションがかかるツインチューブ設計
- 日本人の足型に沿った小ぶりなカカト
1.甲にテンションが掛ける設計
シューキーパーに期待する役割は?と言われたら、やはり「甲の履きシワを伸ばすこと」があります。
BRIGA(ブリガ)のシューツリーは一般的なシューツリーより甲が高めに設計されています。
とはいえ、甲でフィットさせるローファータイプの場合は、やや控えめな仕上がり。
シューツリーのせいで甲がガバガバになる心配はありません。
2.素材は吸湿消臭最強のアロマティックシダー
BRIGA(ブリガ)シューツリーの素材はアロマティックシダー。
オールデンやコロニル、無印良品などで使用される非常にポピュラーかつ間違いない素材です。
吸湿機能、薫り高いシダーによる消臭機能。さらにはシューツリーのなかで使用される木材としてはかなり軽量なのもポイントが高いです。
3.しっかりテンションをかけれるツインチューブ設計
つま先側とカカト側のパーツをつなぐ金属チューブは2本のツインチューブタイプ。
1本のタイプと比べて、縦方向のテンションが高くなるため、履き皺をしっかりと伸ばしてくれます。
4.日本人の足型に沿った小ぶりなカカト
BRIGA(ブリガ)ローファータイプシューツリーはカカトが小さめのつくり。
一般的なシューツリーに比べてカカトが広がりにくい設計になっています。
さらにシューツリーを取り出しやすいよう、指を引っかける穴が用意されているので便利!
サイズ感を確かめる
BRIGA(ブリガ)ローファー用シューキーパーのサイズ感をご紹介します。
今回試したのはLサイズとMサイズの2つ。
- Lサイズ UK8.0~9.0 日本サイズ26.5~27.5㎝
- Mサイズ UK7.0~7.5 日本サイズ25.5~26.0㎝
この二つのサイズをオールデンのローファー(バンラスト)とJMWESTONの180クラシックローファーに使用してみました。
BRIGGA Loafer Shoe Tree サイズL
まずはUK8.0~9.0、日本サイズ26.5~27.5㎝、USであれば9.0~10.0相当となるLサイズです。
オールデン(VANラスト)
US9.0、ウィズDのオールデンVANラストへのフィット感は・・・。
BRIGAシューツリーは「少々大きめ」でした。
ご覧の通り、前後のパーツがほぼ密着しており、カカトは入り切っていません。
もともと甲が高め設定ということもあり、履き皺部分は完璧に伸ばされています。
オールデンのバンラストであればUS9.5~がBRIGAのLサイズに適合します。
J.M.WESTON 180 Loafer
J.M.WESTON 180 Loaferサイズ7.5DとBRIGAローファー用シューツリーはほぼピッタリでした。
純正シューツリーに比べて、やや甲のフィット感が強め程度。
むしろ純正シューツリーは甲のフィット感がゆるいこともありますから、非常にアリの範疇です。
サイズM
次にブリガ ローファー用シューツリーMサイズを試します。
推奨サイズはUK7.0~7.5 日本サイズ25.5~26.0㎝、US8.0~8.5相当となります。
オールデン バンラスト ローファー
ブリガローファーシューキーパーMサイズは、バンラスト US9.0Dにピッタリとフィットします。
甲へのフィット感はオールデン純正より強めですが、実際に履いたときの足の形状に近いですから、相性は非常に良いと思います。
ジェイエムウエストン 180クラシックローファー
ジェイエムウエストンの180クラシックローファー7.5Dとブリガローファー用シューツリーMサイズは、シルエットは近いものの、少し小さめ。
甲はピタリと合っていますが、側面のフィットはそこまで強くありません。
一方で履き皺部分はしっかり伸ばされているので、足幅が標準程度までのシューツリーとしては非常に良い塩梅でしょう。
7.0以下であればMサイズはピッタリと合うと思います。
他社製のシューツリーと大きさを比較
BRIGAローファー用シューツリーと他社製のシューツリーの大きさを比較してみました。
比較対象は、オールデン純正シューツリー(ロチェスター)とJMWESTON純正シューツリー(コルドヌリアングレーズ)の2つです。
Mサイズ
上から、JMWESTON純正シューツリー(041L)、BRIGAローファーシューツリー(Mサイズ)、オールデン純正シューツリーMサイズです。
全長としてはウェストンの041Lとほぼ同じです。
オールデンに比べて踵の大きさが圧倒的に小さめな設計なのがよくわかります。
Lサイズ
上から、JMWESTON純正シューツリー(041L)、BRIGAローファーシューツリー(Lサイズ)、オールデン純正シューツリーMサイズです。
UK8.0以上向けとなる
フィット感の特徴をおさらい
BRIGA ローファー用シューツリーのフィット感の特徴をおさらいします。
大きなポイントは2つ。
- 甲のフィット感が強めなこと
- 幅は標準程度
甲が高め
甲が低めなオールデンのバンラストローファー。
シューツリーを何も入れていない状態のものです。
BRIGAのローファー用シューツリーを入れた状態のバンローファー。
甲部分の立ちあがりが高くなっているのがよくわかりますね。
横幅は狭め
オールデンとジェイエムウエストンの純正シューツリーとBRIGAのシューツリーの幅を比べます。
左側は各純正シューツリーです。
写真の通り、明らかにBRIGAシューツリーのほうが幅が狭めです。
履き皺を伸ばすため、甲の高さを上げる代わりに横幅を控えめにしているんですね。
まとめ
今回は話題のBRIGA(ブリガ)のローファー用シューツリーをレビューしました。
コロニルやペダックなどシューケア会の名作を扱っているエス・アイザック商会のこだわりが詰まったシューツリーはやはりレベルが高かった!
ブーツ用もかなり評判が良いらしいのでそのうち試してみたいと思います。
- 甲にテンションが掛ける設計
- 素材は吸湿消臭最強のアロマティックシダー
- しっかりテンションがかかるツインチューブ設計
- 日本人の足型に沿った小ぶりなカカト
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