Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)
いわゆるアメトラと呼ばれるアメリカントラッドを代表するブランドです。
1818年に当時45歳だったヘンリー・サンズ・ブルックス氏がニューヨークに創業したのが始まりで、「製造と販売を兼業する」という会社として、商品を完璧に管理し、最高品質を保証できる商品だけを顧客に提供することを理念としていたんだとか。
アメトラといえば他にもラルフローレンがあったりしますが、やはりビジネスシーンだったり革靴といった側面からは個人的にブルックスブラザーズの方が好きだったりします。(完全に個人の好みですが)
しかし、最近はコロナ禍の影響により破綻するとかしないとかそんな話が聞こえてきますよね。
私みたいに「BBはいつでも買える安心安全のナイスなUSAブランド」なんて思っていた人たちに取っては寝耳に水!といったところではないでしょうか。
そうなるとライセンス事業もしているようなので、ブランドロゴは残るのでしょうが、やはりこだわり派的に欠かせないのがブランドストーリーとプロダクトストーリーの掛け合わせ。
要するにMADE IN USAのブルックスのアイテムはこれまで通り手に入るのか?!というところ。
本記事ではそんな中で、MADE IN USAのBDシャツを探し求めた話をご紹介します。
ブルックスブラザーズのアイコンアイテム
さて、THEアメリカンクラシックともいえるブルックスブラザーズのアイコンアイテムは大雑把に分けると3つあるかなと思います。
1つはブレザー。
ゴールド、あるいはシルバーのボタンが輝くボックスシルエットのどっしりとしたブレザーはアメトラに興味があれば一度は袖を通してみたいアイテム筆頭でしょう。
2つ目はネクタイ。
とくにブルックスのレジメンタルタイはアメリカらしい力強さがありつつも、どことなく落ち着いた雰囲気もあるバランス感が特徴かなと思います。
LAのカマリロアウトレットでネクタイを買ったら長くて使いづらかったのも良い思い出だったりします。(当時はネクタイに長さがあるとは知らなかった笑)
そして3つ目こそ、探し求めたBDシャツ。
「ポロボタンダウンシャツ」なんです。
MADE IN USA製のBDシャツを探せ!
私は焦っていました。
昔からちょっとだけ好きで、いつかはBBのブレザーを!なんて考えていた憧れのブルックスブラザーズがまさか破綻するなんて。
勝手ながら20代よりも30代、30代よりも40代が似合うブランドだろうと思っていて。
そんな中、耳に入ってきたのはまさかの経営破綻のニュース。
いつかはブルックス!なんて考えていたら、いつかは無くなる直前になっていました。(笑えない)
狙いはキャンディストライブのBDシャツ
そんな訳でどうしてもほしくなったのは普段使いしやすいカジュアルなシャツ。
そう、ボタンダウンシャツです。
ブルックスブラザーズのドレスシャツはマレーシア産などいくつかの製造国がありますが、実は知る人ぞ知るメードインUSAのシャツがあるのはご存知でしょうか?
ネット上で少し調べてみると、本国のブルックスブラザーズが倒産したことによってアメリカ産のボタンダウンシャツが無くなってしまうかも!?という噂が広まっていました。
ブランドライセンス商売は続くらしいので、アメリカ産以外の名前だけブルックスの商品は残るのでしょうが、正真正銘の100%アメリカ産のプロダクトがなくなってしまう!
これはまずいぞ。急げ!急げ!
アメリカ産のドレスシャツの特徴は?
アメリカ産のボタンダウンシャツは、ノースカロライナ州ガーランドのブルックスブラザーズ自社工場で作られています。
アメリカでもっとも良いとされるコットン素材「スーピマコットン」が使用されており(ユニクロでも着心地が良いシリーズとしてTシャツやアンダーウェアに使われていますよね!)、超長綿繊維によって肌触りは大変良く、耐久性に優れ、そしてわずかな光沢感が特徴だそう。
またシャツの各部分の縫製にもクラフトマンシップが発揮されている一着なのだとか。
USA製のブルックスブラザーズ ボタンダウンシャツを試着する
そんな訳でドキドキしながら店員さんにお目当てのキャンディストライプのシャツを聞くと…
まだ在庫がありました。良かった笑
それではさっそく試着させてもらうことに。
Mirano fit(ミラノフィット)15 1/2 – 32
首回りと袖丈を測ってもらい、まず出されたのはBrooks Brothersのドレスシャツでもっとも細身とされるMirano FitのBDシャツです。
店員さんいわく「エクストラスリムの設定ですが、アメリカ製ですから日本のスリムよりもゆったりしていますよ」とのこと…。
いやいや、一着目からパーフェクトフィット感強すぎませんか?笑
さすがベテランの店員さんです。
もうこれで決まり!
Regent fit(リージェントフィット)15 1/2 – 32
と思ったのですが、せっかくなので他の型も試させてもらうことに。
こちらは米国基準のスリムタイプとなるREGENT FITです。
サイズは先ほどと同様に15 1/2-32となり、サイズ上はまったく同じものとなります。
Regent Fitはリラックスシルエット
…本当に同じサイズですか?
腕周り、ボディの身幅、めちゃくちゃ大きいです。
確かに袖丈と首回りは同サイズのMilano Fitと同じですが、これはもはや別物。
リージェンツフィットは日本人の中では大柄な人向けのシルエットですね。
Mirano fit(ミラノフィット)16-32
ラストに念のためミラノフィットのハーフサイズ上を試着させてもらいました。
これで大きさを感じれば一番初めに試着したサイズが私にとってのゴールデンサイズと判断できます。
「あ、ちょっと大きい。」
首回りに注目するとボタンを締めているのに明らかに隙間が見えます。
いやぁ、さすが熟練の店員さんですね。一発でベストサイズを見極めるとは…。
そんな訳で173cm 68kg筋肉質体形の私にピッタリなサイズはMilano Fit 15 1/2-32でした!
オールデン製アンラインドは製造終了
お会計の最中にふと目に入ったガラスケースの中のローファー。
両方ともコードバンに見えますが、片方が8万円いかない程度で、もう片方はなんと12万円!
これってもしかしてあのオールデン製のブルックスブラザーズ別注ローファーですか!?
と期待を含まらせたんですが、しっかりとイタリア製でした。
(オールデン製のローファーは2-30足しか国内に入ってこなかったんだとか。)
まとめ
40周年を記念したお洒落な紙袋に入れていただいてルンルン気分♪笑
普段はなんだかんだインターネット通販を利用することが多い私にとって、こういった店舗での購買経験は本当に貴重ですのでやっぱり嬉しかったりします。笑
次回は実際に着用して気が付いた点などをご紹介予定です。
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