コストパフォーマンスに優れとても使いやすいビデオカメラとして有名なパナソニックのHCシリーズ。今回はその標準モデルとなるHC-V300Mをプチ修理します。
このカメラには今まで相当お世話になっており、ハワイやイギリスそしてパリと海外旅行での家族ムービー用カメラとして大活躍してくれています。
デジタルハイビジョンビデオカメラ HC-V360M
- 遠く離れた被写体もアップで撮れる高倍率iAズーム90倍
- 「傾き補正」と「5軸ハイブリッド手ブレ補正」で傾き・手ブレを大幅に低減
- 内蔵メモリー16GB 搭載
http://panasonic.jp/dvc/p-db/HC-V360M.html
※ミウラな日々の旅行記記事内で使用されているやや粗い画像は撮影した動画を切り取ったものがほとんどだったりします。
現状の問題点について
実はいま私の所有しているHC-V360Mはバッテリーを押さえる部品が取れてしまっています。
フランス旅行から帰ってきて荷物を整理しているときに気が付きまして・・・(泣)
これだと撮影中にバッテリーがぽろっと取れてしまい録画が中断されてしまい、最悪の場合は動画ファイル自体が壊れてしまう恐れがあるのです。
パナソニックの定額修理サービスの価格
さて、ここでパナソニック純正修理の価格を確認してみましょう。
デジタルビデオカメラ
修理内容 | 修理サービス料金(税抜) |
内部部品交換が伴う修理 | 16,000円 |
部品交換の不要な修理 | 3,000円 |
※対象品番 HC- / HDC-
ここで重要なのは外部の部品交換が必要な修理は?という点です。
パナソニック社に連絡したところ、内部部品交換が伴う修理に含まれるとのこと。
ということはこのちっちゃいバッテリーを押さえる部品を付けるのに税込みで何と17,280円(税込)もかかってしまうのです!もう少し出せば新古品買えますぞ・・・。
パタンと閉じるととてもコンパクトなHC-V360M。
市場販売価格は大体28,000円くらいです。
定価の4割近くを修理費用に出すのはちょっと・・・うーむ。
ジャンク品を入手!
おや!?
ビデオカメラが増殖しました。
というのは勿論冗談でして、インターネットを見ていたらたまたま同型のジャンク品を発見したのですぐに入手したものです。
今回はこの入手したジャンク品からパーツを取り出し、正常動作するもののパーツが取れてしまったビデオカメラのプチ修理を試みます!
ちなみこのジャンク品は水没させてしまったため電源が入らないものでした。
色々と錆びが見られたのでおそらく海に落としてしまったのでしょうか。
バッテリー止め部品を確認する。
我がカメラ・・・バッテリーを止める部品が見事に無くなっています。
この部品がないとこのようにバッテリーを下に押すとバッテリーがすぐにぽろっと取れてしまいます。
ジャンク品の分解開始!
筐体の外側から
ということでこの部品を取り外していきたいと思います。
とりあえず外側についているネジを全て外していきます。
ベルト裏にも隠れていました。
外側に見えるネジはすべて取りました。
マイナスドライバーを使い、テコの原理で外していきます。
筐体の内側へ
最新ビデオカメラの内側はこれだ!
反対からも。ボタン関係とか普段隠れているところの仕組みがわかってテンションがちょっと上がる人っていますよね。私のことです(笑)
内部についているネジをさらに外しまくっていきます。
いよいよバッテリー止め部品を取り出す!?
ついにプラスチックの筐体のみとなりました。
いやはやよく考えられてますよね、この設計は。
うーむ、、、これは分解しなくても取り出せたかもしれません。
スライドを外側に向かって強く押すとぽろっと取れました。
私が持っているカメラも何かに引っかかって取れてしまったんでしょう。
HC-V360Mはついに復活するのか?
ということで、ジャンクカメラから取り出した部品とバネを挟み込みます。
そしてドライバーのお尻でグイっと押し込む!
プチ修理は大成功!
見事入りました!
これにて復活。16,000円の修理費を相当抑えることができました。
HC-V360Mのプチ修理まとめ
燃えないゴミと化したHC-V360M(左)とまた使えるようになったHC-V360M(右)
今までは「カメラ関係のジャンク品なんて何に使うのだろうか?」と思っていたものですが、こういったニーズがあるんですねえ。とても助かりました。
これからもよろしくねカメラさん。
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