革靴というものは不思議な魅力を持っています。
お店でステキな靴を見ると「うわぁ、素敵だなあ」と思いますし、悩んだ末に買った靴を履き下ろすときなんて必ずといっていいほどテンションが上がりますよね。
履きこんだ革靴もそれはそれで美しいですし、次の靴を探してカタログを眺めていてもやっぱり楽しい。
このように革靴を好きになると靴というもの自体にだんだん興味が出てきます。
私自身、革靴にハマってから相当に革靴関連の書籍に投資してきました。(笑)
それだけ革靴の世界は奥が深く、おもしろい!
今回は今まで読んだ本の中でもとくに面白かった本たちをご紹介したいと思います。
初心者から上級者までマストな一冊
紳士靴を嗜む
革靴について興味が出た人に真っ先にオススメしたいのがマツコデラックスともテレビで共演した飯野高広氏が刊行した「紳士靴を嗜む」です。
革靴について知りたいのならばこの一冊があればほとんどのことがわかります。
足の骨格の話から、サイズ選びの基本、シチュエーション別の靴の選び方、靴のスタイル別の歴史、国別の革靴の特徴、革靴を構成する素材、そして心構え。この本以上に革靴について網羅性を持って書かれた本はいまだに現れていません。
年単位で革靴にハマっている私自身なんども読み返し、その度に発見がある名著です。
先にお伝えします。一番最初に買うべき本はこれです。
最高級靴読本シリーズ
最高級靴読本 vol.5
革靴に興味が出てきた人にまず一冊オススメしたいのがこちら「最高級靴読本 vol.5」です。
いまや欧州靴を凌駕するクオリティを放つ日本製革靴の特集や、英国第三の最高級革靴メーカーGaziano&Girlingの工場見学、さらにはヨーロッパのビスポークメーカー特集に質実剛健で日本のサラリーマンに大人気な英Church’sのディープな記事など見所たっぷり。
巻末には数十ページに渡って国別に紹介される578足もの革靴カタログがあって眺めているだけでも楽しい一冊です。
最高級靴読本 vol.4
自分の予算ではどんな革靴を選べばいいのか?ベストバイは?
それが気になる人には「最高級靴読本 vol.4」がオススメです。
本格靴に特化した価格別タイプ別のBEST BUY特集は圧巻の一言、あらゆるパターン別に網羅性を持ってオススメの靴が紹介されています。さらには革靴のメイン素材となる「革」大図鑑で世界の名タンナーとその代表革が一気に覚えられてこれであなたも革博士?な一冊。
他にもレア靴選手権や、英国靴とJ.M.Westonの名作特集など盛りだくさん!実は一番オススメしたいのがフィッティングについて解説したマンガだったりします。
最高級靴読本archives MEN’S EX特別編集
vol.5、vol.4と読み進め、もっとディープな情報をがほしい!もっと昔の革靴カタログもみたい!そんな人にはこのarchivesがオススメです!なんと最高級靴読本のvol.1~vol.3を一冊に収めてしまったという心の底から革靴が好きな人にとってはたまらないアーカイブとなっています。
靴の聖地ノーサンプトン特集や、松本人志さんのビスポークをTVで作ったギルドオブクラフツの山口千尋さんが世界中のシューメーカーの靴を批評するコーナー、さらにはあの落合正勝氏の靴遺言など、むちゃくちゃディープな特集がたんまり収まっており、いくら休日を使っても時間が足りないほどの大ボリュームです。
2nd(セカンド)
やっぱりオールデンが好きなんだ(2018年8月号)
アメリカが生み出した卓越した履きやすさで世界を席巻するALDENを特集したのが2ndの2018年8月号「やっぱりオールデンが好きなんだ」です。
新作の紹介から日本中のオールデンラバーの愛用オールデンの紹介、さらにはホーウィン社とのエピソードに日本総理代理店のラコタハウス所有のレアモデル一挙公開などALDEN好きなら買って損はない一冊でした。
断然革靴派。(2018年12月号)
靴は歩く道具でもありますがファッションアイテムのひとつでもあります。ファッションサイドから熱く革靴を語ったのが2ndの2018年12月号「ボクたち断然革靴派。」です。
ファッション業界のキーマンたちが自分の愛用する革靴とのエピソードやコレクションを紹介していたり、Instagram上で読者参加型のキャンペーンを行ったことからも非常に話題となった一冊です。
単行本
一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?
青山にある英国インポートセレクトショップBritish Made社長 渡辺鮮彦氏が送る革靴についての心構えを中心とした本です。
Church’sやCheaneyといった質実剛健な英国靴を世に紹介し続けた第一人者といっても過言ではない氏が革靴に関する基礎知識やウンチクなどを紹介しつつ、一流の人がどのように革靴と向き合っているか紹介しています。
男の服装術(スーツの着こなしから靴の手入れまで)
革靴専門の単行本ではありませんが、スーツを着るにあたってトータル的な基礎知識を徹底的に教えてくれるのがこの「男の服装術」です。
著者の落合正勝氏はまさにクラシカルファッションの伝道者とも言える方でこの本では男が着るべきスーツスタイルについてスーツ、靴、シャツ、ネクタイ、靴下、着こなしの6つの章に分けてビッシリ教えてくれます。靴の章では現在の主流とは違った解釈が多数あるのも見どころです。
SNS上でもバイブルとして大切にされている方がとても多い一冊で、私も購入してからスーツスタイルでだいぶ意識するようになりました。
男の服装術(カジュアル編)
男の服装術の続きとなるのがこちらのカジュアル編です。
いわゆるビジネスカジュアルについて紹介しています。夏や服のオフィスではどういった服装をするべきなのか。日本のサラリーマンだとこちらのほうが参考になるかもしれません。
靴ブラシで歩き方が変わる。
靴の販売員の経験もある著者が革靴との向き合い方という角度から徹底的に靴について語る本です。丁寧な文章からも内なるアツさを感じるほど想いがこもっているのがわかります。
消費者側に近い立場かつ少し引いた目線で語られる新しい価値観は革靴にハマり過ぎた人ほど発見がある一冊ではないでしょうか。
ヨーロッパ靴服風来行
Foster&Sonsの日本窓口もされている山下大輔氏が、ヨーロッパ各地で革靴とスーツをビスポークしまくる旅行記です。(ザックリ過ぎてすいません)
靴好きやスーツ好きにはたまらない現地での細かいやり取りの話だったり、海外旅行でありがち?な事件の数々などイベントは尽きない上、著書の語り口がとにかく一緒に旅をしているような気分にさせてくれる本当におもしろい小説のような一冊です。(もちろんノンフィクションですよ)
靴関係の書籍はKindleがオススメ!
色々な端末でどこにでも持ち歩ける
ここからは私の個人的な考えですが革靴関連の書籍はkindle版で購入することをオススメしたいです。
電車での移動中や休憩時間など、あるいは外出先で時間ができたときなどなど・・・ネット環境がなくともサッと趣味の本が見れるのは結構便利なものです。
一度購入してしまえばどの端末でも読める機動力は想像以上に強力ですよ。(笑)
スマホやiPhoneでも
出先や電車でサッと読むならスマホが大活躍!画面が小さければ拡大すればいいですしね。
タブレットやiPadでも
ソファーなどのゆっくりした環境ならばタブレットが大活躍!こちらは横置きですが縦置きにすれば雑誌変わらない大きさで楽しむことできます。
パソコンやmac bookでも
自宅でゆっくり楽しみたいならパソコンで見るのも良いと思います。
とくにデスクトップの大きな画面でみるのは迫力があって良いですよ~!
他にも本を読むならアンリミテッド
私自身はコレクター気質なところもあるのですべて単品購入していますが、「一度読めば十分!」という人ならkindle unlimitedがお得かもしれませんね。
靴関係をよく取り扱う雑誌、先ほど取り上げた2nd(セカンド)やMens-exなども読み放題の中に入っているのが嬉しいポイントです。
革靴好きがオススメしたい本・雑誌まとめ
ということで今回は革靴大好き人間のミウラが読んでとくにオススメしたい本を紹介しました。
色々と紹介しましたが、やはり一番勧めたいのは飯野高広氏の「紳士靴を嗜む」以外にあり得ません。もし持っていないならぜひ手に入れてほしい一冊です。
これ以外となると「男の服装術シリーズ」も捨てがたいところです。
革靴、そしてスーツを着る会社員とは切っても切り離せないクラシックスタイルの基礎について落合正勝氏ならではの強烈な語り口で教えてもらえるのはこの本しかありません。
この調子でいつまでもオススメし続けてしまいそうなのでこの辺で記事を終えたいと思います。(笑)
ステキな本と出会えるといいですね!^-^
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