人生初MTO第二段!
そう、あの大きさの段ボールにたった一足の靴だけが入っているわけがありません・・・。
実は人生初MTOでは2足注文していました。もう1足はどんな靴なのか?
その答えは意外なほどにシンプルなもので、、、黒のプレーントゥです。
魅力的なプレーントゥ
妻がシャノンを手に入れてからというものとっても気に入ってる様子。
それを見た私はとってもプレーントゥがほしくなっていました。笑
靴好きになると少し凝った靴に目が行きがちですが、やはり普段からハイセンスな妻。
シンプルなブラックシューズが持つ飽きない魅力にいち早く気づいていたようです。
サイズ感とラストについて
ただ問題なのはサイズ感、シャノンのメンズは通常103ラストと呼ばれるコンフォータブルなラストを使用しており、その履き心地というサイズ感はチャーチの大定番173ラストとは大きく異なります。
103ラスト
全体的に丸っこい103、とくにつま先が丸い感じ。
173ラスト
103ラストに比べてつま先がシャープな173ラスト。
今でこそ103ラストでは85Fがジャストサイズなのがわかっていますが、当時173ラストで4つのサイズを試してやっと80Gが適正とわかった私には新しいラストをまた試すのは中々難しく大変なのは明らかでした。
ということで、チャーチに相談した結果、173ラストで製作できるプレーントゥとして「Stratton(ストラットン)」の提案を受けたため、MTOするに至ったわけです。
いざチャーチのストラットンを開封!
予想以上にチャーチの名作プレーントゥシャノンに非常に似た佇まい。雨雪靴として使用を想定したので素材はポリッシュドバインダーカーフを選択しました。
斜めから見るとシャノンとの違いが少しずつ見えてきます。まず一つ目はコバの張り出しが明らかに控えめなこと。二つ目は、、、
スキンステッチはオミット
そうこの羽根部分のステッチがスキンステッチではないのです。
画像の通り、シャノンは羽根部分がハンドスキンステッチで中に折り込まれています。
このハンドスキンステッチ、個人的には非常にツボだったので、当初173ラストでシャノンを依頼してみたのですがどうも木型が異なると制作も難しいらしく縫い付けタイプのストラットンとなった経緯があります。
(46ポンドも安くなるうえに、縫い付けの外羽根のほうが古典的なスタイルかつエレガント。そしてストラットン自体も非常に珍しいタイプだと言われたら変更しない理由がありませんでした。笑)
アウトソールはダイナイト
ソールは堅牢性に非常に優れた英国産のダイナイトソール。この素晴らしくタフなソールのおかげで雪道雨道でもガンガン使用することができます。
ダブルソールなので非常に重厚な仕上がりとなっています。
この靴をオールソールするまでに一体何年かかるのだろうか・・・。
ヒール側のゴツさは同じ173last 80Gのチェットウインドと比べても一目瞭然です。
頼もしいストームウェルト
もちろんストームウェルトを採用し、ポリッシュドバインダーカーフとダイナイトソールの組み合わせにより、雨雪に非常に有効な耐性を持っています。(革靴の中では相当持っているはず)
シャノンとストラットンを比較する。
上から見るとStrattonはチャーチ定番Last173なのがよくわかります。
下の画像はシャノンの103Last。シャノンのほうがボールジョイント部からつま先にかけての空間が広めかつ、親指側が直線的なラインに設定されていることがわかります。
自分の足の形を考えるにしっかりとサイズを合わせればシャノンのほうが私の足には合うかもしれません。
羽根裏は袋べロ仕上げ
シャノンと同じ袋ベロ仕上げ。この仕上げのおかげで雨や雪が足に入り込む可能性は非常に少ない上、本当に包み込まれるような履き心地となっています。
各部分を計測
各部分を計測していきます。こうして見ると幅広Gのくせに本当にエレガントな顔立ちです。見た目は結構大き目でゴツイんですが、履いてみるとその印象がかなり軽減されます。
ソールの全長は31.6cm
横幅は11.5 ストームウェルト分が利いてますね。
くるぶしまでは5.8cm
ボールジョイント部は17cm
第一関節部は13.5cm
実際に履いてみる
妻のシャノン2WRと。私の足の大きさが際立ちますね。やはり、メンズシャノンと異なって非常にドレッシーなプレーントゥだということがわかります。
さて、残るMTOはあと1足となりました!
【旅行記】ロンドンのジャーミンストリート。その2(チャーチでMTO編)
夏くらいには到着ということなので、今年の夏が楽しみです。
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