チャーチ(Church’s) FとGの違いとサイズ調査(173ラスト)

チャーチのフィッティングで悩んだ人は必ずぶち当たるこの問題。

残念ながら国内では基本的に標準幅となるFウィズのみの展開がほとんどのため、サイズが合わないと感じた場合、多くの人がレングスを上げて(ハーフサイズアップ)対応していることと思います。むしろチャーチに限らず高級紳士靴のほとんどに当てはまるのではないでしょうか。

そんなチャーチですが、どうにも凝り性な私は履き心地を追及するためにまったく同じモデルのワイズ違いとなるGウィズをMTOで購入するという暴挙に出たのでありました。(小指が当たり過ぎて我慢の限界を突破)

Church's Chetwynd(チャーチ チェットウインド) MTO完成!
とある冬の日…大きな国際便がミウラ家に届けられました。 かなりハードな長旅を感じさせる段ボール。 一体どこから・・・? ...

そんなわけで私のお小遣いが相当なダメージを受けた結果、手元にはウィズ違いの靴と穏やかな満足感が残っていたのでこの比較記事を書くことにしました。笑


チャーチ(Church’s)のFとGの違いについて

早速ですが、チャーチの超名作フルブローグチェットウインドChetwynd(last173)の80Fと80Gを並べた写真がこちらです。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

どちらがFフィットでどちらがGフィットかわかりますでしょうか。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

正解は左側がフィッティングG(幅広)、右側がフィッティングF(標準)となります。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

真上から見るとほとんどわかりませんね。

寸法を比較していきます。

せっかく同じサイズのウィズ違いがあるので各寸法を比較してみます。

ソールの長さを比較

Church’s Chetwynd last173 80F

80Fのソール全長は31cm

Church’s Chetwynd last173 80G

80Gのソール全長は31cm、ウィズ違いによってレングスは変わらないことがわかりました。

甲周りを比較

Church’s Chetwynd last173 80F

次に甲の部分を比較してみます。

80Fは22cm

Church’s Chetwynd last173 80G

80Gは22cm。甲の部分でも差はありません。確かに足入れ時の感覚はほとんど一緒でした。くるぶし当たりの感覚もまったく変わりません。

ボールジョイント部を比較

Church’s Chetwynd last173 80F

一番気になるボールジョイント部を測ります。

80Fは16cm

Church’s Chetwynd last173 80G

80Gは16.5cm。

ついに差が出てきました!どうやらボールジョイント部あたりからFフィットとGフィットでは違いが出てきてそうです。

ソールの横幅を比較

甲革ばかりに注目していたのでソールの幅を測るのを忘れていました。

Church’s Chetwynd last173 80F

80Fは11cm

Church’s Chetwynd last173 80G

80Gも11cm

・・・!?

明らかにオカシイことが起きました。幅が標準タイプのFフィットと幅広タイプのGフィットを比較しているにも関わらずソールの横幅が一緒とはどういうことなのか。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

信じられなかったので、重ねて比較してみましたがこの通り。同じ幅です・・・。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

ソールだけで比較してみました。これだけではどうみてもどちらも同じウィズに見えます。


チャーチのFフィットとGフィットは一体何が違うのか?

答えは前半に測ったアッパー部分にありました。

早速ですが、下記の写真をご覧ください。

Church’s Chetwynd last173 80F & 80G

パッと見て、FフィットとGフィットがわかると思います。

何とチャーチのFフィットとGフィットの違いボールジョイント付近以降のアッパーの大きさだったのです。

Church’s Chetwynd last173 80F & 80G

つま先だけで比較するとやっぱりわかりづらいですね。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

このように並べるとチャーチのFフィットとGフィットのサイズの違いがよくわかると思います。踵から甲の天辺まではまったく同じですが、甲の天辺からの面積がとても大きくなっています。

Church’s Chetwynd last173 80G & 80F

こちらの写真でもわかりやすいと思います。とにかくノーズがデカイ!!笑


まとめ

「チャーチ(Church’s)のウィズ違いはアッパーの面積が異なる。」

簡単ですが下に比較表を作成しましたのでご覧いただければと思います。

履き心地のところですが、明らかに指回りは楽になりました。今まで革が伸びるのを待っていた箇所(私なら小指)が初めから心地よい状態といったところです。

幅広足やエジプト足をお持ちの方はフィッティングGを検討する価値は大いにあると思います。私は非常に高い満足感を得ることができました。

比較項目 違い
ソールの長さ 同じ
ソールの幅 同じ
甲の天辺の高さ 同じ
ボールジョイント部の広さ Gの方が大きい
指先の広さ Gの方が大きい
踵の大きさ 同じ

G-fitだと羽根も理想的な閉じ方に。

この記事がチャーチ(Church’s)のサイズ選びで悩んでいる人に少しでも役に立つことを願います。

また、他にもサイジングで悩んでいる場合はこちらの記事も見てみてください。きっとお役に立つと思いますよ。

本格靴の共通サイズガイドライン
本格靴の共通サイズガイドライン Johnlobb、EdwardGreen、J.M.WESTON、Church's、Aldenなどなど、様々...
Church's Consul(チャーチ コンサル)ハーフサイズ上げたときのサイズ違い
チャーチをハーフサイズ上げるとどうなるのか。 チャーチにはコンサルを筆頭にディプロマットやチェットウインドなど数多くの名作があります。それ...
Church's(チャーチ)の外羽根と内羽根の大きさ比較
英国靴チャーチ(Church's)にハマってはや数年。 ときには直輸入、ときには表参道、ときには本国イギリスでと色々な場所でこの素晴ら...
本格革靴を試着するときの注意点とポイント。
昨年から始まった靴戦争を制し、見事な靴パラノイアと化したミウラです。 革靴にハマるまではリーガル2足(しかも中古)をただ履きまわしてい...


チャーチ コンサルはこちらから!

フィッティングF(標準)

フィッティングG(幅広)