最近、素敵な彼女ができた友人Z。
やはりというか、案の定というか、革靴ジャンキーの毒(!)におかされてしまったようで「私もちょっと良い革靴ほしくなってきたかも」というワードが出始めてしまったそう。
さっそくこれを機会に彼女を靴沼にひきづり・・・いや共通の趣味を楽しもうと考えた友人Z。
いわゆる良い革靴というのは、たくさん履いてこそ価値がある。
北海道でたくさん履ける革靴とは・・・?
そう、もはや北海道に最適化されたといっても過言ではないシューメーカー、パラブーツです。
ということで、今回は友人Zの彼女さんが素敵でナイスなPARABOOTを見つける旅をご紹介します。
パラブーツとは?
PARABOOT(パラブーツ)とは、フランスのシューメーカーです。
フランス?なんだか作りとか華奢なのでは?と想像する方もいるかもしれません。
しかし、実は雪が降る北の大地にぴったりな靴作りをしているんです。
アッパーは適度な厚みがありオイルがたっぷり入ったリスレザーと呼ばれる独自な皮革素材を使用。
天然ゴムを使った分厚く粘りがあり、そして滑りづらいラバーソール。
そしてアッパーとソールは雨や雪が靴に染み込みづらいノルヴェ-ジャン製法と呼ばれる大変に手間がかかる製法で接合されており、まさに北海道に適したギアーと言えます。
もちろん、フランスのメーカーですから靴自体のデザインは言うまでも無くハイクオリティ。
ここ最近のファッション雑誌でも見ない日は無いかと思います。
北海道ならパラブーツ札幌店
そんなパラブーツですが、もちろん北海道にも直営店があります。
それが先日5周年を迎えたPARABOOT SAPPORO。
5年前、満を持して札幌PARCO裏のシャワー通りに開店したパラブーツ札幌店は、すでに私も私の家族友人もたくさんお世話になっています。笑
これまでの思い出は↓
天然毛皮を使ったシリーズはどんどん廃盤中
さて、友人Zは以前から「天然毛皮を使ったシリーズが彼女に似合うと思うんだよなー」と言っていました。
確かにスラッとしたスタイルの良い彼女さんでファッションもいわゆるリアルファーを入れても違和感がなさそうな雰囲気。
ですが、昨今の動物保護運動の影響もあり、パラブーツでは天然毛皮を使ったシリーズは廃盤が進んでいます。
ひと昔前はアザラシ毛皮を使ったフォックシリーズ。
今回のタイミングでは、ミンクとラパン(うさぎ)が廃盤決定となったそう。
焦る友人Z。
・・・・・・そう、彼は彼女にパラブーツをプレゼントしたいと思っていたのです。笑
パラブーツ札幌店で至高の女性用革靴を探す!
ということで、(なぜか)三人で行ってきました、パラブーツ札幌店。
いつもお世話になっているIさんに挨拶もそこそこにさっそくリアルファーコーナーに移動します。
リアルファーシリーズは現在6種類
- ミンク(廃盤決定)
- ラパン
- ポニー
- ムートン
- サスティナブルファー
- タイガー(ポニーにプリント)
改めて並べてみると、毛皮という素材自体がもう本当に希少な存在になっているなと感じますね。
一方でラビットファーのラパンなど、食肉文化に紐づく毛皮は今後も製造が継続される模様なんだとか!「無駄なく命に感謝スタイル」が合言葉です◎
しかし、彼女さんの顔色を伺うとどうやらもう少しスタンダードなタイプ、いわゆる入門編を希望しているような雰囲気。
ど、どうする友人Z!!笑
まずは足の長さを測りましょう
ということで、パラブーツのレディース定番品コーナーに移動し、仕切り直すことに。
毛皮シリーズよりもモデルのバリエーションも多いことから選び応えもありますしね。
改めて彼女さんに足の特徴を聞くと「細めだけど甲が高い」とのこと。
そういった足に合うモデルは・・・確か・・・。
「それでしたらこちらのシャンボードがオススメです。パラブーツのアイコンシューズで非常に人気がありますし、足の特徴もぴったりだと思いますよ!」(さすがIさん!)
彼女さん的にも今のところシャンボードが一番ビビッときているよう。
ということでさっそくシャンボードのサイズを選ぶために、足の測定をすることになりました。
足の測定結果
以前はブランノックデバイスのEUサイズを使用されていましたが、新しいcm式のフットゲージ(足の計測機)に変わっていました。
彼女さんの計測結果は下記。
- 左足:全長24.4cm 細め
- 右足:全長24.0cm 左に比べて太め
全長がハーフサイズ程度の差があり、幅もやや異なります。
こういった場合は、全長が長い方に合わせるのがセオリーですね。
革靴は構造上、横には伸びますが、縦には伸びませんから。
レディースラインを試着する
そんなこんなで、ようやくパラブーツ女性用ラインを試着していきます。
全長24.4cm程度だとレディースサイズ5前後が良いそうです。
ストッキングやタイツが多いならサイズ4.5、靴下が多いならサイズ5と、女性ならではの事情に的確にアドバイスいただけることもパラブーツ札幌店の強みの一つでしょう!
やはり女性のサイズ選びには、女性目線って絶対必要です。
(我々男子には決して及ばない領域だと常々思っています)
シャンボード BLACK size5.0のサイズ感
まずは大定番シャンボード。
彼女さんは当初CAFE(ダークブラウン)が気になっていたのですが、適合サイズがなくノワール(ブラック)でサイズを見てみることに。
サイズだけと思っていたのですが、試着するとどうにもファッションにもフィットしているような?
彼女さん的にも「思ったより黒がしっくりきてるし、こんなにしっかりフィットする靴履いたことないし、歩きやすい!」とのこと。
シャンボード自体の木型も細めで甲が高めと彼女さんの足の特徴をしっかり捉えています。
入門編としては最適としか言いようがないですね。
えっ、もう決まっちゃうの?!笑
シャンボード CAFE size4.5のサイズ感
私も友人Zも経験上、「一発で決めるのよくない」というのは身を以て知っていますから、別サイズも履いてみることに。
というのも、ジャストサイズだと思った靴の前後を履くことで、本当にジャストサイズか確かめることができるんですね。
今回であればUKsize5がぴったりと思ったなら、ひとつサイズを下げたUKsize4.5を試すことで、size5がパーフェクトなジャストサイズか確信を持てるってわけです。
彼女さん「カフェも素敵な色!だけど、幅がちょっときついかも・・・」
今回であれば彼女さんはストッキングでUKサイズ4.5とUKサイズ5を履いて縦寸はあまり違和感なく、幅に差があったという状況。
これならソックスで履く機会を考えるとUKサイズ5で間違いありません。
ミカエルラパン UK5.0のサイズ感
パーフェクトなジャストサイズが見つかってしまいましたが、せっかくなので友人Zが一押しのリアルファーミカエルも試してみることになりました。
ファッションにも造詣が深い敏腕店長IさんのオススメはNEIGE(ネージュ)、フランス語で雪と呼ばれるアンティークホワイトのようなカラーにラビットファーをまとったミカエルラパンです。
ミカエルの木型はどちらかといえばゆったりしたタイプ。
靴紐を通す穴も2つしかないため、脱ぎ履きも楽です。
ただやっぱりシャンボードのほうがお好みのようでした。友人Z、残念笑
ミカエルとシャンボードを比較
同じサイズのミカエルとシャンボードがあったので並べて撮ってみました。
やはり並べるとお互いの木型の特徴がわかりやすいですね。
シャンボードは細くて甲が高め、ミカエルは広めで甲は・・・毛皮でよくわかりませんね(何)
アヴォリアーズのサイズ感
最後に試着したのは羊蹄山も制覇できるカジュアル兼用登山ブーツ、アヴォリアーズです。
このアヴォリアーズ、以前当ブログでも友人Zが気絶した一足。
むしろ今日も履いてきてます。笑
実は彼女さん、もともとブーツ不足を感じていたようで、パラブーツのストーリーを聞いたときにブーツがいいかも!と思っていたんだとか。
また、シャンボードもかなり気になった一方で雪道で足首から雪が入ってしまうことも懸念。
こちらも希望のダークブラウンがサイズ欠けだったので、とりあえずブラックでサイズ合わせすることに。
「あ、かわいい。」
その場にいた全員が想定外のミラクルフィットに同意します。
すらっとした足にちょっとゴツめのハイカットブーツってこんなに合うんだなと。
となると次に起きるのは、、、どちらのモデルを選ぶか問題です。笑
シャンボードとアヴォリアーズで悩む。
最終的にシャンボード(黒)とアヴォリアーズ(濃茶)の2択まで絞った友人Zの彼女さん。
友人Zであればここで「用途が違うし、両方買わざる得ないよね」とか言って2足買うのですが、さすがに本格靴デビューを考えている人はそうはいきません。(当たり前)
幸いにダークブラウンアヴォリアーズのマイサイズは明日フランスから届くようで本日は一度撤退することに。
私はさすがに二日連続デートをお邪魔するのは悪いので結果だけ聞くことにしました。
はてさて、どんな結果が待っているのやら。笑
(俺もほしいな・・・の図)
後日談
翌日、午後。
LINEに画像が届いたようです。
2足とも。笑
元々とある記念としてパラブーツをプレゼントしたいと思っていた友人Z。
しかし、彼女さんが自ら買うことになり、さらに2足でめちゃくちゃ悩んでいる。
ということで、惜しくも選ばれなかったほうをプレゼントする粋な演出を繰り出したのでした。
(結局彼女さんがはじめての一足にチョイスしたのはシャンボードだったそうな)
女性用の革靴買うならやっぱりパラブーツ札幌店
ということで、本ブログ記事ではパラブーツ札幌店で女性用の革靴と本格ブーツを購入した様子をご紹介しました。
札幌にある革靴店としてはダントツで女性向けのラインナップが多いですし、なによりパラブーツに精通した女性店員さんが在籍しているのは本当に安心感がありますよね。
ぜひ、女性向けの本格的な革靴やブーツを探している方はPARABOOT札幌店に足を運んでみてはいかが?オススメですよ!
(これからのエイジングも楽しみそうです!)
↓素敵なPARABOOT札幌店のインスタはこちら↓
ブログ内を検索する!