秋や冬が近づくと、スエードブーツのことが頭をよぎります。
しかし、そのまま履き始めるのはちょっと待ってください。
半年以上履いてなかったスエードは撥水力が落ちたり油分が抜けているので履く前にはケアが必要です。
そんなことで、今回は楽天市場などで大人気のスエードスプレー「M.モゥブレィ スエードカラーフレッシュ」でスエードブーツをケアしていきます。
M.モゥブレィ スエードカラーフレッシュ
M.モゥブレイのスエードカラーフレッシュは日本を代表するシューケア用品メーカーR&D社によって手掛けられたスエード素材用の防水スプレーです。
商品の説明文より
- 天然系成分(ラノリン)配合により、スエード(ムートン)、ヌバック素材の靴、バッグ、財布、レザーウェアなどに栄養と柔軟性を与えます。
- 色あせした革の発色を鮮やかにします。
- 定期的な使用により、色あせしや汚れを防ぎ、防水効果を与えますのでスエード、ヌバック製品が長持ちします。
M.Mowbrayのブランドは、革靴の本場イタリアで職人が手づくりした靴用のレザークリームが有名でその効果は指折りものだと評判です。とくにデリケートクリームはシューケア業界のデファクトスタンダードとして広く愛されているアイテムです。
スエードカラーフレッシュの成分
Suede Color Fleshの主成分は下記です。
- フッ素樹脂(防水効果)
- ラノリン(皮革の柔軟効果)
フッ素樹脂で防水性を付加し、ラノリンで皮革の柔軟性を補給している仕組みですね、皮革に栄養という記述があるのでおそらくは油分も多少は含まれているのではないでしょうか。
発色を鮮やかにする仕組みは残念ながらちょっとわかりませんでした。
スエードカラーフレッシュを使ってみる
さて、さっそくm.mowbrayのスエードカラーフレッシュを使っていきたいと思います。
これまでは攻守最強と考えていたコロニルの1909シュプリームプロテクトスプレーを愛用してきたミウラですが、ちょうど良いタイミングで使いきったので新しいアイテムをゲットしてみた背景もあったりします。果たしてコロニルの牙城を崩すことはできるのでしょうか?
1.ブラッシングしてホコリを落とす
スエードの靴にスエード用防水スプレーを使う際は、まずブラッシングから行います。目的はホコリを落とし、スプレーがより効果を発揮するように下地をつくるためです。
といってもオンシーズンならともかく長期保管時にはほとんどホコリなんて付いてないじゃない。と思う方もいると思います。
ブラッシング後がこちら。前の画像に比べて白く目立っていた細かいホコリがなくなっているのが確認できますね。長い間保管していた靴には思った以上のホコリがついています。ブラッシングを忘れずに行いましょう!
2.しつこい汚れをスエード用ゴムで落とす
ホコリを落とすと同時にスエードシューズをじっくりと眺めてみましょう。おそらくは数か所こういった起毛部分がつぶれてしまった箇所があると思います。
そんなときはスエード用の生ゴムや固形クリーナーを使うと効果的です。
このように潰れてしまったスエード面をある程度回復させることができます。とはいえスエードはスムースレザーと異なりクリームやワックスで傷を隠すことができないのである程度の痕跡は残ってしまいます。そこは素材要因なので諦めましょう!(笑)
3.スエードカラーフレッシュをスプレーする
さあ、いよいよm.Mowbrayスエードカラーフレッシュの登場です!これまで使ってきたスエード用防水スプレーとは一回りくらい大きくなっており、持った感じも頼もしいです。
果たしてその効果は・・・!?
「ブッシャアアァァァー!」
・・・えーっと、想像の10倍くらい勢いよくスプレーが発射されました。
スプレー量はかなり多めと言わざるを得ません。本気でちょっとビックリしました(笑)
一瞬でビシャビシャにできるくらい量が出るので初めて利用される人は一回何もないところにお試し噴射したほうが良いと思います。
全体がしっとりとしてきました。ヒールあたりの液ダレ感がスゴイ。(笑)
ちなみに公式で紹介されている使い方は屋外で靴から50cm以上離し、全体的に均一になるように3回スプレーする。というものです。
ということでもう一度スプレー。(2回目)
いやはや相変わらずのすごい噴射力。その後、もう一度スプレー(3回目)して完了です!
4.日陰で乾かす
全体的にスプレーしたら日陰で乾かします。強い匂いもないのですができるだけ通気性が良いところをオススメします。
5.ブラッシングで毛並みを整える
スエードカラーフレッシュがある程度乾いたらブラッシングし、毛並みを整えましょう。個人的には乾ききる前の手前くらいがオススメです。スエードって割とダマになりやすい気がするので。
ちなみに私がスエード用に愛用しているのはサフィールノワールのブリストルハンドルブラシです。スエードの通常時のホコリ落としとしては馬毛で十分と考えているのですが、スプレーなどで寝てしまった毛並みを起こすことを考えると弾力性のある豚毛ブラシが良いと思っているからです。さらにこのハンドルブラシは高級感があるとともに、摘まみ持ちすれば力が入り過ぎないところも気に入っているポイントです。(歯医者のブラッシング指導のようですが)
スエードカラーフレッシュの防水性は?
すべての工程が終わったスエードカラーフレッシュとスエードブーツです。
噴射力が強く、容量も大きいのはわかりました。しかし実際の防水性、結局これが重要です。
ミウラ妻が愛用している素敵なデザインのじょうろで水をぶっかけてみたいと思います。
・・・
「おおぅ、すんげえ弾くな!」
こちらが私の独り言の感想でした。いやはや確かにこれは強力な防水効果。継続的に使用することでより良い効果が見込めるそうです。
スエードカラーフレッシュの発色を鮮やかにする効果は?
一般的にスエード用防水スプレーには色がついており、その染料や顔料によって補色されて風合いが改善するものですが、このm.モゥブレイスエードカラーフレッシュは無色しかありません。
しかし実際にスプレーしてから眺めていると確かに発色が良くなっているように見えます。鮮やかになっているという表現が適切でしょうか。メカニズムはわかりませんが商品説明に偽りなし!といったところ。スエード靴にはこういったアプローチもありなんですねえ!
スエードカラーフレッシュのまとめ
ということで今回はm.mowbrayが販売するスエード用防水&栄養スプレー『スエードカラーフレッシュ』の使用レビューでした。
- とにかくコスパ重視
- とにかく量多め
- とにかく噴射力がほしい
だいぶ雑ですがそんな人にオススメです。(笑)
少なくとも丁寧なスエードケアを求める人には向いていませんが、スエード靴を道具だと割り切り、ガシガシ使っていきたい人にはかなり良いのではないでしょうか。ほかのスエードスプレーにはない発色を鮮やかにする効果もなかなか悪くないですしね。
ミウラと今シーズンはこのスエードカラーフレッシュ1本で行くことになりそうです。(量も多いので)
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