Crockett&Jonesのスエードチャッカブーツ、チルターン(Chiltern)
同社のチャッカブーツは2アイレットのチャートシーも有名ですが、このチルターンはチャートシーとラストも形も全く同じのまま3アイレットにすることでさらにフィット感を高めたブーツです。
カーフスエードと呼ばれる極めて品質の高い牛スエードを使用しているスエードブーツの名作の1つでもあります。
1.各部分の寸法を測る
アウトソールの全長は30.5cm
アウトソールの最大幅は11cm
ボールジョイント部は17cm
第一関節部分は14cm
足首横の高さは11cm
2.実際に履いてみる
早速室内で試し履き。
ここまで自分の足にフィットするとは思いませんでした。
ボールジョイント位置の合い方が半端じゃありません。
下ろした初日にシッカリ馴染むのがスエード素材の良さですね。
3.他の本格靴と比較
Edward Green 202ラストと224ラストを比較
同じUK85となるエドワードグリーンのドーバー202ラストと比較。
チルターンはショートノーズラストということもあり、ドーバーに比べて多少ノーズが短いですが、ボールジョイント位置はまったく同じです。
J.M.Weston 31ラストと224ラストを比較
捨て寸短めのフィッティングが有名なJ.M.WESTONのGOLF。
ゴルフはUK換算で80Dのため、ボールジョイントはほぼ同じ位置ですがノーズの長さやトゥのボリュームはさすがに差がありますね。
Paraboot Williamラストと224ラストを比較
さて、次はパラブーツの名作ウィリアムです。ジョンロブのウィリアムの基となったこのシューズ、チルターンと同様に幅広でショートノーズのラストです。サイズは両方ともUK85です。
少しだけチルターンのほうがスリムなシルエットになっています。
Church’s 173ラストと224ラストを比較
私が大好きなチャーチの主力ラスト173と比較。
173ラストはややロングノーズの極めて現代的なシルエットが特徴のチャーチが誇る名作ラストです。このコンサルはサイズ80G(幅広)
やはりロングノーズということでトゥボックスの長さは異なりますが、ボールジョイント部はほぼ同じですし、全体的なボリューム感は同等です。
Church’s 103ラストと224ラストを比較
最後は私の初代スエードブーツとなるチャーチのケッツビーです。
こちらのラストはチャーチの超名作シャノンと同じ103ラストで、チルターンで採用されているラスト224と同じような特徴を持っています。
このように比べるとアウトソールでは縦も横も1-2センチほど大きいケッツビーですが、それはストームウェルトによるもので実際のアッパーの大きさはほとんど同じなことがわかります。
4.Church’s(チャーチ)Ketsby103ラストのサイズ感まとめ
足の実寸が26.5cmで幅広の私にとって85F(last224)のCrockett&Jones Chilternはややちょうど良いジャストフィッティング。全体的にほど良いフィット感があります。指回りも問題ありません。
踵の食いつきも良く、サイドゴアブーツとは異なり少ないながらも3アイレット分の程よい締め付けがあります。
捨て寸は他のドレスシューズ同様1.5-2cm程度、見た目的にも身長に合った靴を履いている。といった感じです。
- ビジネスソックスでややリラックスフィット
- 普通の靴下だとジャストフィット
- 厚手の靴下だとややタイトフィット
参考情報(普段のサイジング)
- チャーチ173ラスト 80G
- チャーチ103ラスト 85F
- ジョンロブ7000ラスト 80EE
- パラブーツ 85
- ALDEN モディファイドラスト 8.5E
- ALDEN バリーラスト 9D
総評
まだ購入して1か月も立っていないチルターン。
前々から気になっていたスナッフスエードのブーツということもあり今後の活躍は期待大。またクロケットジョーンズのラスト224が思った以上にフィット感が素晴らしく、これから足を入れるのが楽しみな一足です。
スエード関連記事
ブログ内を検索する!