チャーチのフルブローグチェルシーブーツ。ケッツビー(Ketsby)
非常に高品質なダークブラウンのカーフスエードに雨雪に強いダイナイトソールとストームウェルトを装備した秋冬に頼れるナイスなやつです。
レディースモデルとして非常に有名なモデルのメンズバージョンでもあります。
(ちなみにメンズでは同じラスト103を使ったCRANSLYが有名です。)
1.各部分の寸法を測る
アウトソールの全長は32cm
アウトソールの最大幅は12cm
ボールジョイント部は17cm
第一関節部分は13.5cm
足首横の高さは14cm
2.実際に履いてみる
3.他のチャーチと比較
ケツビー(Ketsby)そしてクランスリー(Cransly)はチャーチのプレーントゥの名作”シャノン(Shannon)”と同じ103ラストを使用しています。
他のチャーチや似たようなラストの革靴と比較してみました。
103ラストKetsbyと173ラスト内羽根を比較
ラスト173の内羽根を用いたチェットウインド(Chetwynd)と並べてみました。
ややロングノーズかつ細目の木型となる173ですが、幅広のGウィズを選んでいます。
比べてみるとラスト103の85Fと80Gはほとんど同じ長さなのがわかります。
ただトゥボックス部分はラスト173のほうがシャープですね。
103ラストKetsbyと173ラスト外羽根を比較
外羽根のラスト103とラスト173を比較。
ラスト173は内羽根と外羽根では大きさが違うことは有名です。
大きめと呼ばれる外羽根のラスト173ですが、上から見るとあまり変わりません。
しかし、トゥからバンプ部分を接写するとこの通り。
そのボリュームは103に匹敵するほどです。
もちろんトゥ部分のシャープさに差があるものの、バンプ部分のボリューム感はほぼ同じです。
103ラストとParaboot Williamを比較
同じUKサイズとなるパラブーツのダブルモンク”ウィリアム”と比較。
・・・なんとほとんど同じレングス、同じ横幅でした!
なのでこのKetsbyと同じラスト(木型)を用いるシャノン(Shannon)の購入を考えている場合は、一つの指標になるかもしれませんね!
4.Church’s(チャーチ)Ketsby103ラストのサイズ感まとめ
足の実寸が26.5cmで幅広の私にとって85F(last103)のチャーチ ケッツビーはややリラックスフィッティング。全体的にほど良いフィット感があります。指回りも問題ありません。
踵の食いつきが若干甘い感じがありますが、これはサイドゴアブーツの宿命のようなものなのであまり気になりません。(紐靴ではないので締め付けには限度があります)
捨て寸は他のドレスシューズ同様1.5-2cm程度、見た目的にも身長に合った靴を履いている。といった感じです。ただ、ストームウェルトが360度付いているためアウトソールは多少大き目です。
- ビジネスソックスでリラックスフィット
- 普通の靴下だとややリラックスフィット
- 厚手の靴下だとジャストフィット
参考情報(普段のサイジング)
- チャーチ173ラスト 80G
- チャーチ103ラスト 85F
- ジョンロブ7000ラスト 80EE
- パラブーツ 85
- ALDEN モディファイドラスト 8.5E
- ALDEN バリーラスト 9D
総評
購入して1年くらいですが、スエードの質が良いためかあまり型崩れもしておらず、ゴムもまだまだ劣化していないため足に程よくフィットしています。
長期に保存しているとスエードが固くなってくるときもありますが、スエードスプレーをかけるとすぐに復活することもあり、まだまだ秋冬に活躍してくれそうです。
最近だとツヤ感に優れて雨や雪にも強いポリッシュドバインダーカーフのKETSBYも販売されているようですね!スエードのを履き潰したら買おうかな?笑
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