世の中には色々な肌に良い製品がありますよね。
ロクシタンで有名なシアバターや、無印良品の大人気商品ホホバオイル。
ニベアクリームのスクワランなどなど・・・。
靴クリームでもこういった原材料を使った人気商品がいくつもあります。
シアバターであればサフィールノワールのクレム1925、ホホバオイルならブートブラック。
「生きた皮膚」と「なめされた皮革」はイコールで語れないものではありますが、
やはり革(皮)をしなやかにするという点では同様の効果が期待できるからこそでしょう。
さて、そんな訳で今回はあのアロエベラを使った靴クリームをご紹介したいと思います。
コロニル アニリンクリーム(ブラック)
ということで今回、購入したのはコロニル(Collonil)のアニリンクリームの色つきのブラックタイプです。
アニリンカーフといえば、m.mowbreyのアニリンカーフクリームが有名ですが、実はコロニルからも販売されていたんですね~。
無色は持っていたので有色を、ということでアニリンカーフを使った革靴が有名なクロケットジョーンズのベルグレイブ3と同時に購入しました。
基本情報
- 製品名:コロニル アニリンクリーム
- 対象製品:革靴、レザーバッグ、レザーウェア、レザーグッズ
- 対象素材:ツヤのあるスムースレザー、アニリン染め仕上げカーフ素材に最適
- 成分:植物油、アロエビラ成分、油脂
- カラー:ニュートラル(無色)、ブラック
製品の位置付け
通常、靴クリームはツヤ出しを目的としてロウ分が含有されているものですが、コロニルのアニリンクリームにはロウ分が入っていません。
アニリンカーフは元々の肌理を生かすような仕上がりとなっているため、おそらくはそこを最大限生かす方向に調整されているのでしょう。
コロニルについて
コロニル(Collonil)は1909年にドイツで生まれたレザーケアメーカーです。
シダーウッドオイルを活用したレザーケア製品と防水スプレーを得意としています。
当ブログでも同社の製品は何度かご紹介しており、すでに普段からご愛用されている方も多いかもしれませんね。
自称シューケアマニアのミウラも何度かリピート買いしているアイテムが多数ありますのでちょっとご紹介したいと思います。
コロニル1909 シュプリームプロテクトスプレー
ここ最近でもっともリピート買いしたのがシュプリームプロテクトスプレーです。
シダーウッドオイルとフッ化炭素樹脂が配合されており、革であればツヤ革だろうがスエードだろうが全てに効果があります。スプレーした後に靴クリームを使っても効果が持続するのが嬉しいポイント。
スエードの革靴、ラムスキンの革ジャン、ブーツなどあらゆるレザーグッズに使いまくっています。笑
コロニル カーボンプロ
もうひとつは新世代の防水スプレーとなるカーボンプロです。
スプレーした表面にカーボン繊維のような網目状の保護膜を形成するまったく新しいタイプの防水スプレーで、一般的な防水スプレーに比べて圧倒的な耐久性を誇ります。
私は旅行時やヘビーに使うスニーカーなどに愛用しています。
実際にアロエ入り靴クリームを使ってみる
それでは実際にコロニルアニリンクリームブラックを使っていきたいと思います。
もちろん使用するのはアニリンカーフを使った革靴「ベルグレイブ3(クロケットジョーンズ)」です。
1.ブラッシングする
まずは靴全体に馬毛ブラシをかけてホコリやチリを落とします。
長い間履いてなければホコリがついてますし、たくさん履いていれば思わぬところに砂粒がいるものです。
2.アニリンクリームを塗りこむ
アッパー表面のホコリやチリを取り除いたらいよいよコロニル アニリンクリームを使っていきます。
さわり心地はなかなかにユニークで、一般的な靴クリームとデリケートクリームの中間といったところ。
クリームの伸びはかなり良く、デリケートクリームに近いテクスチャーです。
色味については漆黒というよりはやや薄めのブラックですが、しっかりと補色もしてくれそう。
香りについてはコロニル製品特有のさわやかな良い香りがしてGOODです。うんうん。
3.ブラッシングする
塗り終わった直後。
デリケートクリームを塗ったときのように少しシットリする感じがありますね。
アロエベラが入っているからか、他の靴クリームに比べてシットリ感が持続するような気がしないでもありません。笑
そのまま靴ブラシでブラッシングをし、付き過ぎたクリームを取り除きつつ、アニリンクリームを革靴の表面に薄く伸ばしていきます。
4.バフィングする
最後はやわらかい布やストッキング、ペダックのレザーグローブなどでバフィングして終了!
撫でれば撫でるほど艶やかになってきて楽しいひと時ですよね。笑
ちなみにミウラのお勧めはペダックのレザーグローブ。
黒、茶、バーガンディの3色で使い分けてます。
コロニル アニリンクリームの効果は?
さて、Collonilの有色アニリンクリーム、その実力は如何に?
・・・なるほど、アニリンカーフ特有の銀面の表情と適度なツヤ感を感じつつ黒が深くなりました。
無色クリームだと使い込むうちに白濁してきてますし、靴クリームだとギラギラと光りすぎる。
上手いバランス感に仕上がっていると思います。
なかなかユニークだったのが、あまりに透明感がある仕上がりとなるため指で触ると指紋がバッチリと残ってしまうこと。笑
アニリンクリームを使って仕上げた後は少し乾燥させる時間を設けるべきですね。
m.モゥブレィのアニリンカーフクリームとの違い
さて、ここまで読んでいただいた方ならこう思うでしょう。
「それで、モゥブレィのアニリンカーフクリームとどう違うんだ?」と。
結論としては、ツヤ感とコーティング力という面ではモゥブレィのアニリンカーフクリームに軍配が上がります。
一方でアニリンカーフ独自の風合いをそのまま生かす。
という点では間違いなくコロニルのアニリンクリームでしょう。
各社のアニリンカーフ製品に設定した理想の仕上がりが明確に違いとなって現れているので面白いところです。
コロニル アニリンクリームのまとめ
ということで本記事ではコロニル(Collonil)アニリンクリームブラックについてご紹介しました。
できる限りアニリンカーフの風合いそのままで革製品を楽しみたい人にぴったりなレザークリームだと思います。
クリームがデリケートクリームにかなり近いスタイルなので、薄く伸ばしやすく使いやすいのは大きなメリットだと思います。
もし、アニリンカーフが使用されているクロケットジョーンズのハンドグレードの革靴や、アニリン仕上げの革靴を持っているのであれば、ぜひ一度試してみることをオススメします。
アロエベラのおかげなのか、なかなかユニークな仕上がりが楽しめますよ!
- アニリンカーフを最大限に生かしながら補色ができる
- アロエベラが効いた伸びやすく扱い易いテクスチャー
- クロケットジョーンズのハンドグレードにぴったり
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