KIWIのパレードグロスプレステージでツルツルの鏡面磨き


KIWI PARADE GLOSS PRESTIGE

KIWI Parade Gloss Prestige

今回は元祖鏡面磨き専用ワックス「KIWI」のパレードグロスの最上級アイテム「パレードグロスプレステージ」を使って鏡面磨きに挑戦していきたいと思います。

いまでこそ鏡面磨きを楽々にできるアイテムは沢山販売されていますが、一昔前までは鏡面磨きといえば「パレードグロスプレステージ」でした。The World’s No.1と記載してしまうほど圧倒的なシェアを誇っていたアイテムです。

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パレードグロスプレステージの使い方

公式サイトの説明文を意訳してみました。

  1. 靴を乾かしてブラシなどで綺麗にします。
  2. ワックスをブラシや布に取り、靴に付けてから乾燥させます。
  3. ブラシや柔らかい布で磨くと光ります。
  4. さらに光らせたい場合は薄く塗ったポリッシュを水と柔らかい布が磨きましょう!

この文章だけでは初見で光らせるのはかなり難しいと思いますね。(笑) 思った以上に量とか加減を考える必要があります。

パレードグロスプレステージの成分

キィウィの成分はいたってシンプルです。

  • ろう
  • 油脂
  • 有機溶剤

の3つとなります。とはいうもののワックス(ろう分)は独自にブレンドされたものが入っているそうで植物系と鉱物系両方ともバランスよく含まれているようです。

キィウィのパレードグロスで実際に磨いてみる

Church’s Consul

今回磨く靴はこちら。チャーチの定番ストレートチップ「コンサル」です。

ストレートチップとはつま先手前に切り返しがあるデザインを指します。穴飾りがついていたらパンチドキャップトゥという名前に変わったりもします。

つま先には何も付いていない状態

ゼロからスタートさせるために、元々つま先部分に施していた鏡面(ハイシャイン)は取り除いておきました。一度磨いてしまうと良い意味でなかなか落ちづらい鏡面(ハイシャイン)ですが、最近ではこの鏡面層を落とす専用のシューケアアイテムが発売されています。

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1.パレードグロスを塗り込む

購入してから少し時間が経っていることもあり、ワックスから油分か揮発してちょっと固めになっています。しかし、これが良い効果を生み出します。靴を光らせることを第一に考えると油分が揮発して固くなったワックスほど効果的なものはありません。

ワックスを指で塗りこむ

一般的にワックスは布やブラシなどで塗りこんでください。と説明文が記述されているものですが、鏡面磨き(ハイシャイン)を行うに当たっては指で塗りこむのが一番やりやすいです。

この手法は世界一の靴磨き職人に輝いたBrift H流でいまや靴磨き業界の常識ともなっていたりします。

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このようにつま先部分が曇ったら下地は完成です。一度曇った部分にさらに塗る必要はありませんので、全体が曇ったらOKです。


2.柔らかい布と少しの水で磨きあげる

柔らかい布、たとえばネル生地などを指に巻き付けて固定したら、少量の水で濡らします。

濡らした面をワックスにあててぬぐい取ります。ここは力を入れずに掬い取る程度がオススメ。

500円玉を描くようにパレードグロスを伸ばしていきます。

5段階中3~4程度の力で磨くと上手くいきやすいと思います。(力を入れ過ぎるとつま先からワックスをぬぐいとってしまうし、力が入ってなさすぎるとワックスが革に浸透するまで時間がかかる)

すると徐々にひっかかるような感触がスベスベした感触に変わってきます。指先のネル生地を見るとワックスがほとんどなくなっていたら成功です。

何らかの要因で失敗しているとネル生地にワックスは残ったままになることが多いです。

水の量が多かった場合

ネル生地に含ませた水が多かった場合はこのように水滴が付きます。こうなってしまうとこのまま磨いても光りずらいです。

水を付け過ぎてしまった場合はもう一度ワックスをぬぐってバランスを取ると成功しやすいですよ。

3~4回繰り返す

指先にネル生地を巻き付けて、水をつけ、ワックスをぬぐい、500円玉程度の円になるようにクルクル回しながら磨く。

ネル生地からワックスがなくなったら1ラウンド終了です。また水をつけて(さっきよりかなり少なくてOK)、ワックスをぬぐって磨きます。

おそらく1回目やった程度ではあまり変わりがわからないと思いますが、2~3回目になるとビックリするほど光りはじめてきます。


KIWIパレードグロスのハイシャイン

こちらがKIWIのパレードグロスでハイシャインしたつま先です。

カメラを構えてる姿が映っているのが確認できます。

右足が磨く前、左足が磨いた後のものです。こう並べて見てみると思った以上に反射しているのがわかるのではないでしょうか。

ちなみにこの技術を極めると本当に金属球のような反射を作り上げることができますので、興味のある方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は元祖鏡面磨きワックスのKIWIパレードグロスの使用レポートでした。

最近売り出されているワックスと違って石油系の匂いがキツメなのがたまに傷ですが、やはり光りやすさでは上位なのは間違いありませんね。余談ですが、コードバンで有名なオールデンはとくに相性が良いらしく愛用している方が結構います。KIWIでしっかりとケアされたオールデンの輝きは本当に美しいんです。

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どんな時につま先を光らせるべき?

先日、後輩から「つま先っていつも光らせておくものなんですか?」と質問を受けました。

確かに考えてみると興味の無い人にはつま先を光らせる意味自体がわからないよなあとハッした質問です。とりあえずは「ワックスで膜を作る訳だから不用意な傷の防止になるのでいつでも光らせていいんじゃないかな。靴が好きな人だとTPOに合わせて光る強さを変える人もいるねえ」とおそらく一番無難であろう返答をしておきました。

そんなわけでここでアツく鏡面磨きを語れるのが本当の靴好きなのかと思うとまだまだ修行が足りないなあと一人で反省したミウラでした。