パラブーツがミウラ家にやってきた!
雨雪用ドレスシューズの最後(?)のコレクションとして、これまでずーっと検討を続けていたパラブーツですが、ついに購入するに至りました。
本記事では、そんなパラブーツのアンボクシング(開封の様子)をご紹介したいと思います。
パラブーツを開封する。
東京は南青山から届いた濃緑の箱。
さっそく開封していきたいと思います。
品名は・・・そう、ウィリアム!ダブルモンクのストレートチップです。
そして注目すべきはそのカラー。
BORDEAUX(ボルドー)とは?
出てきました。「おおぅ」と思わずため息をついてしまう素晴らしい色味。
実はこのボルドーカラー、定番品ではないんです。
パラブーツ(Paraboot)ウィリアム ボルドー リスレザー
パラブーツ ウィリアム ボルドー リスレザーとの出会い。
先日、パラブーツのどのモデルにするか非常に悩んでいた私ですが、その悩みポイントが2つ。
- 消去法で考えるとシャンボードでもなくアヴィニョンでもなく、ウィリアム一択
- しかし、ウィリアムは欲しい色がリスレザーで販売されていない
という点でした。その後も空き時間にはパラブーツで検索し、いいモデルがあれば得意(?)の個人輸入をしてやろうとか考えながら日々を過ごしていると、条件に素晴らしく合うモデルを発見しました。
それが今回購入したウィリアムのボルドーです。
メンズクラブ60周年モデルのウィリアム
画像出典:メンズクラブ60周年記念号
濃い目の色で雨用には所有していないバーガンディ(ボルドー)カラーかつリスレザー、しかもパラブーツのちょっと目立ってしまう白いウェルトの縫い糸もブラックという完全なドレス仕様。
さらに製法はパラブーツ特有のノルウェージャンウェルト製法ということでこれしかない!と思ったのですが、よくよく調べてみると販売はまさかの2014年。しかも限定60足かつ通常価格販売と絶対に手に入らないこと請け合いです。
ということでパラブーツ探しは振り出しに戻ってしまっていたのでした・・・
しかし、奇跡が起こってしまった。
よくわからないのですが、探しまくっていたらマイサイズの8.5が新品未使用で残っていることが判明しました。しかも発売当時の価格なので値上げ前の価格据え置き。(現行のウィリアムより数千円安い)
全くもって意味がわかりませんでした。
こうなってしまうともう買わない理由がありません。
これこそ運命の一足と感じ、すぐに購入することに決めたのでした。
メンズクラブ60周年モデルとは?
35歳くらいの男子をターゲットにしたちょっと背伸びしたオシャレを楽しむ雑誌として有名な雑誌メンズクラブ。
その背伸び具合がまだ私にはいつも早いなーと思い、メンズクラブの方には大変申し訳ないのですがあまり購読はしていませんでした。
そのメンズクラブが2014年に創刊60周年を記念して12発の別注を作成!
そのなかの1アイテムとして今回購入したパラブーツがあったわけなんです。
パラブーツ(Paraboot)ウィリアム ボルドー
とまあ紆余曲折あったこのパラブーツウィリアム、細かいディテールをご紹介していきます。
メーカー | Paraboot(パラブーツ) |
モデル | william(ウィリアム) |
カラー | ボルドー:リスレザー |
サイズ | 8.5(27cm) |
備考 | メンズクラブ60周年別注モデル |
アッパーはもちろんフランスの宝石ことリスレザー
赤く輝くリスレザー。このしっとりとした指ざわりは革内部にたっぷりと含まれているオイルのおかげです。
さりげなく主張するパラブーツの緑タグ
パラブーツならでは緑タグ。
ビジネスで使う人は取ってしまう人も多いようですが、ファーストパラブーツですし、このまま取らずに行く予定です。
最強の雨の日用仕様!ノルウェージャンウェルト製法
アッパーとソールの間を物理的に塞いでしまうこのウェルトがあるからこそ、今回パラブーツの購入に至った訳です。まさに鉄壁!・・・と信じています。(笑)
インソールには別注の証!ゴールドのロゴが。
別注モデル限定の金色のロゴがインソールに輝いています。
しかし、雑誌に記載されていた60の文字がないのはなぜでしょう・・・?
あまり気にならないところなのでまあ良しとします。
パラブーツのオリジナルソールPARA-TEX
パラブーツがパラブーツたる所以のPARA-TEXソール。
本格靴メーカーで唯一の自社生産ラバーソールでその極めて優れた耐久性は靴好きなら常識といっても過言ではないほどです。
踵部分は一体成型です。カカト修理できるのだろうか?笑
靴の前面もしっかりと床を蹴れるパターンとなっています。
雪道もそれなりに安心できるソールパターンですね。
素材や製法だけではない、高品質な靴づくりを続けるパラブーツならではの造形美。
踵は思ったよりも立体的な造形。
思った以上に良いフィット感はこういった細かいディテールからきているのかもしれません。
しっかりと絞り込まれた土踏まずのライン。
さすがにAldenのモディファイドラストには及びませんが、ドレスシューズとしては標準以上のレベルだと思います。
まとめ
たった1足のパラブーツを求めて数週間、思いも寄らない出会いにより条件に120%合う最高の雨の日用革靴を入手することができました。
何回試着しても私の足とタイミングに上手くかみ合わない憧れのエドワードグ〇ーンとは大違い(笑)で、やっぱり運命の一足というのは本当にあるんだなあと一人で納得しています。
すぐに履きたい衝動を抑えつつ、次回はPARABOOT純正グリースを使って数年分のオイルを補充するお手入れを施していきたいと思います。
そのまま履いてしまったらクラック!してしまったら大変ですから。
(オイルドレザーなんでそんなことはないでしょうが)
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