Paraboot(パラブーツ)の純正グリースを使ったお手入れ

パラブーツのウィリアムを純正グリースでシューケア

先日、ついに雨雪用ドレスシューズとして手に入れたパラブーツウィリアム。シャンボードやミカエルに並ぶパラブーツが誇る超名作として有名なダブルモンクストレートチップです。

3年間、一切手入れされていないウィリアム

この靴、約3年前に生産された靴ということもあり、さすがにオイルドレザーといえどあまりコンディションは良くないようで、可能であればグリースを塗り込んだ方がベターということだったのですが、とにもかくにもシボ革のシューケア同様にウェブ上に一切その記事がない!

ついては、今回も自分で試して記事を残すことにしました。笑

Parabootの純正グリース

意外と品薄の純正グリース

ウェブの情報を確認するとどうやらこの純正グリース、青山などにある正規店でしか購入できない上、結構な確率で売り切れているようです。私はたまたま青山店にいったら在庫があり購入できたので単純にラッキーだったようです。

普段、新しいシューケア用品を入手するとその使い方を見てひとりで楽しむのですが、今回ばかりはフランス語でさっぱりわかりません・・・。

結構大き目のスクリュー式の缶に入っています。

コロニルシュプリームクリームデラックスと比較。一回りくらい大きいサイズですね。

蓋を開けると昔のスキー用ワックス!というような色合いのグリースが出てきました。顔を近づけて匂いを嗅いでみると少し甘めの匂いが鼻につきます。


Paraboot(パラブーツ)純正グリースを塗り込む

ワックスというより油そのものに近いパラブーツ純正グリース

指をつけるとサッと溶けていきます。これは今までのワックスとは想像以上に使い方が異なりそうです。

さっそく一番革が酷使される甲の部分から塗り込んでいきます。ここなら多少厚塗りになってしまったとしても悪い影響はほとんどないですからね。笑

塗ってみるとやはりこれまで扱ったシューケア用品とは明らかに異なり、非常にオイリーというかオイルそのものを塗り込んでいるような感覚を感じます。少し慎重に塗り込んでいかざる得ない状況となりました。

ダブルモンクなら脱着の際、このあたりにもシワがより易いはずなのでしっかりと塗り込んでいきます。

もちろんベルトにもしっかりと色が変わるまでグリースを塗り込みます。

忘れてはいけないのがコバ周り。ここの革が乾燥して割れてしまったらせっかくの雨雪に最強なノルウェージャンウェルト製法が台無しですからね。

 グリースを塗った直後

手前側がパラブーツ純正グリースを塗り込んだもの。奥が何も塗っていないものとなります。

アップにしてみるとパラブーツ純正グリースの浸透力がよくわかります。比べてみると明らかに左足のほうがしっとりとしています。

両足に塗り終わったら24時間(一晩)放置します。

両足ともしっとりとした状態となり、甘めの芳香を漂わせています。塗る量が適切だったかどうかは24時間後にわかるのでしょう。

我慢できず試着・・・

寝る前に試着・・・サイズばっちりで思わず笑みが(笑)

パラブーツ純正グリースを塗り込んで24時間後

24時間置いたらブラッシング

早速、豚毛ブラシでブラッシングしていきます。

ブラッシングをすると途端にリスレザーの表面が非常に整ってきました。明らかにしなやかさが違います。

元から試着などでシワが入ってしまっていた部分はさすがに直りません。(笑)

まとめ!パラブーツ純正グリースの使い方

実はこのグリースを購入する際、南青山のパラブーツストアの方から使い方を伺っていましたので残しておきます。

  1. 靴に付着しているホコリを落とすためにブラッシング
  2. 純正グリースを薄く全体的に塗布
  3. 靴に浸透するまで24時間待つ
  4. 再度ブラッシングし、完成!
  5. これを半年に1回程度行う。冬場は回数を増やす!

一番のポイントは一度パラブーツ純正グリースを塗ってしまうと4に至るまで通常のシューケアクリームが効果を発揮できない点です。グリースと混ざってしまい上手く光らなくなるなど、オイルドレザーならではの注意点がありました。やはりリスレザー、通常のカーフとはちょっと異なる特製があるみたいです。

次回はクリームを使って磨いていきます。

(続く)

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サフィールが販売するダビンオイルはオイルドレザー用に開発されたグリースで、サーモンやあざらし等の動物性油分が主成分となっています。そのため皮革への親和性も高いのが特徴です。

魚由来のサーモンオイルが入っていることから一般的なケア用オイルとなるミンクオイルよりもさらに防水性が高いそうですよ!