まさか人生でゴルフの2回目のプレケアをやることになるとは思ってもいませんでした。
むしろここまで本格靴にハマることになろうとは・・・。
しかし、様々な巡り会いがある中で私の元にやってきてくれたこのシューズ。
サイズ交換までしてしまうくらい愛してしまったものですから、今度こそ長く付き合ってもらうためにしっかりと履き始めのシューケアをしないといけません!
コロニル 1909シュプリームクリームデラックス
前回は油性クリーム界の世界最高峰”サフィールノワール”のレノベイタークリームを使用してプレメンテナンスを行いましたが、今回は乳化性クリーム界の最高峰”コロニル 1909シュプリームクリームデラックス”を使ってみたいと思います。
選んだ理由
どちらの靴クリームも圧倒的な浸透性が魅力の商品ですが、仕上がりの決定的な違いはその光沢感。サフィールノワールシリーズはギラッとした輝くになる一方でコロニル1909シュプリームシリーズは割と控えめな輝きになるという点があります。
仕上がりの差も180度異なっており、サフィールノワールシリーズに比べてコロニル1909シュプリームシリーズは非常にサラサラとした肌触りとなります。
そんなことから今回は店頭で販売されている状態に近い仕上がりとなるコロニル1909シュプリームクリームデラックスを選択しました。
J.M Westonのルシアンカーフ
ボックスカーフとは見た目が似ていますが鞣し方法が異なるカーフです。
油分と塩を多く含める鞣し方法が採用されているらしく少し厚みのある仕上がりが特徴です。
厚みがあり油分を多く含むことから雨や雪にも強めのアッパーとして知られています。
クリームを塗りこむ
早速、新品のJ.M Weston 641Golfにコロニル1909シュプリームクリームデラックスを塗りこんでいきます。
靴クリームの塗り方は色々とありますが、私は基本的には指派。
どのくらいクリームを取ったかどの程度アッパーに浸透したか一番感覚が掴めるように思っています。
シダーウッドオイルの圧倒的浸透力
相変わらず凄まじい浸透力。
塗ったところがシミのように見えるくらいです。
普通ならばここでシミが出来てしまった!とちょっと焦ってしまうところですがこのコロニル1909シュプリームクリームなら大丈夫。今までの経験からシミになったことは一度もありません!
シュータン
靴紐が擦れるタン上にもしっかりと塗り込みます。
色付きのクリームだと羽根裏に色がついてしまったりと大変ですが、カラーレスなら全く気にせず作業を進めることができます。
ヴァンプ部分
ヴァンプ部分にも忘れずにクリームを塗り込みます。
ここを忘れると割れたようなシワが入ってしまったり、シワに足が強く噛まれたりと良いことがありませんので。
1つ忘れてはいけないのが実際に足が当たる裏側にも塗り込むこと。
デリケートクリームを塗るだけでもかなり違いますよ。
ボールジョイント(小指の付け根)
小指の付け根にあたる部分にもコロニル1909シュプリームクリームを塗り込みます。
ここは非常に重要ですね。早めに馴染んでもらわないと困ります。(笑)
もちろんこちらも裏側にデリケートクリームを塗り込みます。
柔らかさを確認する
箱から出したときは比べものにならないくらい柔らかくなっています。
今回も良い感じです♪
コロニル1909は自然な仕上がり
実際にコロニル1909シュプリームクリームデラックスを塗り終わったのが左足。
このように殆ど塗ったことが分からない仕上がりになります。
しかし、その効果は先述のように圧倒的。とっても柔らかくなっています。
何も施していない右足。
クリーム塗布後と言われても信じてしまいますよね。
こちらにもクリームを塗りこんで仕上げていきます。
クリームが塗りこみ終わったらクリームを押し込むようにブラッシングします。
ブラッシングをしたら準備完了。
いざ実験へ。
実際に足を入れてみる
コードバンのオールデンでもないのにシワ入れという言葉を使うことに違和感を少し感じますが、結局はそういうことでなのでこのままいきます。(笑)
シワ入れ前
普段履く靴下を付けて足を入れて靴紐をキツめに締めます。
あとはそのままゆーっくり静かに踵を上げていきます。
シワ入れ後
グニュ。
革の固さがシダーウッドオイルとラノリンたっぷりのコロニル1909シュプリームクリームで柔らかくなり、足の形状通りに靴のシワも形づきました。
予定通りの出来栄えです!
ブラックカーフにありがちな割れたようなシワは発生しませんでした。
そしてシューツリーを入れればこの通り。
ほぼ新品に戻ります。
シューツリーは適切なテンションがかかりつつアッパーの再現力があるものを選ぶことがどれほど重要かわかる1枚でもあります。
まとめ
ということでまさかの2回目となったJ.M Westonの名作ダービーシューズ641ゴルフのプレメンテナンス。
サイズ感もピッタリですし、ルシアンカーフ最後のロット?のジャーナリストシューズとして、今回こそ長い間付き合ってもらおうと思っています。
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