アイコンモデル、いわゆる代表作がもっとも多いといわれるチャーチ社の革靴のなかでも、一番といって良いほどの知名度があるのがプレーントゥスタイルのシャノン(Shannon)です。
サラリーマンを中心としたスーツスタイル愛好家であればストレートチップスタイルのコンサル(Consul)に軍配は上がりますが、シャノンはやはりサービスシューズ的な要素を持ちつつエレガントな雰囲気も漂い、かつどんなファッションにもマッチしやすい。
そういったポイントが万人に高く評価されていると思います。
妻がカッコ良く履きこなすシャノン
さて、そんなシャノンですが、実はウィメンズモデル(Shannon WR2)も発売されており、数年前より妻が愛用していました。
パンツスタイル、スカートスタイルとどんなコーディネートにもほどよく合い、さらには普段とは一味違う足元を演出してくれるため非常に重宝されています。
あまりに気に入り過ぎたため、赤いシャノンことチャーチレッドの色ち買いまでしてしまう始末。笑
マイサイズのシャノンを探せ!
妻の素敵なシャノンを魅せられて、どうしてもプレーントゥがほしくなってしまったミウラ。
そんな想いで当時MTOしたストラットンですが、数年に時を経て私の足に馴染み切った結果、ややルーズフィットになってきており、自称フィッティングモンスター(!)として「はてさてどうしたものかなあ…」と悩んでいました。
こういった背景もあったからか、いつの日か103ラストのシャノンが気になり始め、頭の片隅に「プレーントゥ、シャノン、刷新、買い替え、プレーントゥ…」などと邪念が生ま(以下省略)
ハーフサイズ違いを比較してみた
そう思っていたある日、たまたま通りがかったお店でシャノンが並んでいたのを発見したミウラ。
久しぶりの革靴との出会いに興奮しつつ、さっそく試着させてもらうことに。
あぁ、これはもう止まらないなと思いましたが、そんな久しぶりの衝動も楽しみつつ、試着させてもらいました。笑
Last103 UK8.0 Fウィズ
まず履いたのはUK8.0、Fウィズのシャノンです。
チャーチではFウィズがいわゆる標準幅となります。私は以前コンサルなどで使用されているラスト173で同サイズ同ウィズを選んだ結果、足先が詰まり過ぎて結局手放してしまった過去があります。
しかし、シャノンに採用されているラスト103はやや広めと評判のある木型です。その履き心地は…?
おやおや、これかなり良いぞ。笑
木型の特徴として、踵と土踏まずがやや狭めで、足先に向かって広がっているシェイプらしいのですが、完全に私の足の特徴と一致しています。そしてフィット感も。唯一気になるのは羽根の開き具合でしょうか…。
え?これもう決まり?
いやいや、今まで何度もなんどもサイズ選びで失敗してきた私ですから、他のサイズを試さないという選択肢はありません。もうゲームクリアな予感がしながらもハーフサイズ上も試させてもらうことに。
Last103 UK8.5 Fウィズ
次はUK8.5のFウィズです。
おやおや、こちらは最初からリラックスフィットで履きやすそう。
羽根の開きは理想くらいですし、何より足元の雰囲気がチャーチ公式の画像にそっくりなサイズ感です。
しかし、気になるのはその大きさ。シャノンはコバの張り出しが非常に広めなのも特徴のひとつということもあって、かなり足が大きく見えるんですよね。
また、チャーチの靴はコルクの沈み込みが結構出てくることが多いので、その影響を考えるとちょっと微妙な感じがします。
EBONY(ダークブラウン)もよい
しかし、それとこれとは別に発見したのがライトエボニーカラーの美しさでした。
絶妙な色合いのダークブラウンはスーツスタイルはもちろん、デニムやチノにもサクッと合ってくれそうな雰囲気があります。
…いやいや、やはりブラックのプレーントゥが俺はほしいんだ、そうなんだ!(なんとか我に返る)
サイズをどうするか、そして色をどうするか、悩むポイントが固まったところでさらに余計なこと思い出したのが革靴マニアの悲しい性です。
そういえば、シャノンってダイナイトソールモデルもあったな。
ウィズ違いを比較してみた
ということで、シャノンのダイナイトソールモデル「Shannon R」をウェブ通販マニアならでは必殺技、2足買いをやってやりました。サイズの合った方をそのまま購入し、残念ながら縁がなかった方はそのまま返品するというそれだけのものです。
ウェブ通販の試着返品交換サービスは、アマゾンファッションで当たり前のように展開されているみたいですね。
Last103 UK8.0 Gウィズ
まずはUK8.0のGウィズです。Gウィズはチャーチの中では幅広モデルとなり、コンサルなどで使われるラスト173のモデルではまさにこのUK8.0Gを愛用しています。
靴紐がレザーを加工したような特殊なもので、シューホールに通すと千切れそうだったので紐通しなしで。
履いたのですがすぐに「これはデカイな。」と思いました。
履き慣れたラスト173Gウィズの外羽根と似た履き心地だったんです。
履き下ろす前でこの感覚なら、履き込んだあとはガバガバどころで済まないのは明白です。
Last103 UK8.0 Fウィズ
そんな訳で最後に改めてUK8.0のウィズF。
きつすぎず、緩すぎず、そして気持ちキュッと包まれるようなフィット感。
足指の先端にはもちろんスペースがあり、土踏まずはやや支えられる感触、そして踵にも適度な隙間があります。もちろん履き口が笑うなんてことはありません。
はい、間違いなくこのサイズ、この靴こそがマイサイズです!
まとめ:Church’s Shannonを3サイズ履き比べた感想
そんな訳でいつも通りマイサイズ探しに苦労に苦労を重ねた結果、何とかジャストサイズに巡り会うことができました。
さて、試着した3サイズを比較すると以下の結果となりました。
Last 103 | フィット感 |
UK8.5F | やや楽なフィット感だが、明らかに身体に対して靴が大きい雰囲気 |
UK8.0G | 見た目はややボリューミー、足全体へのフィット感は紐を締めると感じれる程度 |
UK8.0F | 足全体にフィットするがボールジョイントがやや飛び出る、土踏まずが支えられる履き心地 |
筆者の足サイズ
- 実寸26.7cm程度
- オールデン/バリーラストUS9.0D
- チャーチ/173ラストUK8.0G
- リーガル 26.0cm
- スコッチグレイン 26.0cm EEEウィズ
- より詳しい足の情報はこちらの記事をご参照ください。
シャノンのGフィットはこんな人にオススメ
元々広めの木型となるラスト103が使われているシャノン。
しかし、かなりの幅広足を持つ私でも、チャーチのシャノンではGウィズは足にフィットしませんでした。
おそらくは割と肉厚な足を持っている方が適合するのかなあと思います。
一般的なFフィットでのサイズの選び方
標準幅となるFフィットの場合は、基本的には今履いているUKサイズと同様から試着をするのがオススメです。
素足の幅が狭い人は、普段のUKサイズからハーフサイズ下がる人もいると思います。
逆に多少足の幅が広くとも普段のサイズから上振れすることはほとんどないかな?と感じました。幅広エジプト足の私でさえ、ハーフサイズアップは少々大きく感じました。
ということで、この記事がChurch’s Shannonのサイズ選びで悩んでいる方の助けになれば幸いです!
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