チャーチ コンサル(Church’s Consul)の魅力に迫る。英国が誇る名作革靴の履き心地は?


Church’s Consul(チャーチ コンサル)について

英国が誇る1873年創業の超老舗シューメーカーChurch’s(チャーチ)のアイコニックなシューズと言えばコンサル(Consul)ということは疑問の余地もありません。当ブログでも幾度も取り上げている私のお気に入りの1足でもあります。

Church's Consul

セミスクエア気味のトゥと良質なカーフで作られた素晴らしい一足。

出典:https://www.church-footwear.com/

Church’s(チャーチ)には本格靴のメーカーとしては非常に多彩な名作があります。

 

ドレスのフルブローグならチェットウインド、カジュアルならフルブローグはバーウッド、セミブローグならディプロマット、プレーントゥならシャノン、外羽根カントリーシューズならグラフトン。

最近ではレディースも非常に力を入れており、スタッズシリーズやフルブローグのチェルシーブーツとなるケッツビーも非常に人気があります。

しかし意外なことにストレートチップをアイコニックなシューズとして保有しているシューメーカーはそう多くはありません。

有名どころとしてはJohn lobb(ジョンロブ)のCity、Edwardgreen(エドワードグリーン)のチェルシー、Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のオードリーでしょうか。

 

 

Crockett and Jones

クロケットジョーンズ オードリー

出典:https://www.crockettandjones.com

ジョンロブ、エドワードグリーンは価格帯が2ランク程度高いため除外すると、英国靴でストレートチップを選ぶなら自然とCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のオードリーか、Church’s(チャーチ)のコンサルの2択になります。

オードリーとコンサルの最大の違いはそのスタイルでしょう。

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Church's(チャーチ)
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Consul(コンサル)のライバル!?、Crockett&Jones Audley

オードリーはまさに現代的なスラっとしたシルエットが特徴の非常にエレガントなスタイルです。

インソールはブラックで統一されており、靴を脱ぎ履きする際も少し嬉しい気分にさせてくれるでしょうし、何よりレザーソールが半カラス仕上げ(ソールが2色)かつ、ヒドゥンチャネル(レザーソール表面に縫い目が出ない処理)なところが靴好きの心を擽ります。

出典:https://www.crockettandjones.com

 

Church’s Consul(コンサル)Classic Oxford

反対にコンサル(Consul)はブリティッシュトラディショナルな要素を残しつつ、現代的要素も取り入れたスタイル。セミスクエア気味のトウは古き良き73ラストの意匠を残しつつ、全体としても決して古臭くないシルエットに昇華されています。

強度が必要なトウキャップやヒールカップにはダブルステッチが採用されており、インソックとインソールの間に特別なフォームを挟み込むことで極めて快適な履き心地となっています。

ディテールはまさに質実剛健そのもので色気は一切狙っていません。(笑)

インソールは着色していないし、レザーソールも同様です。しかも出し縫いは出っ放しです。しかしこの全くもって飾らないスタイルが逆に良い!私は大好きです。

 

出典:https://www.church-footwear.com/

Church’s Consul(コンサル)の特徴を改めてチェック

フォルム

現在販売されているConsul(コンサル)は173ラストが採用されています。

173ラストはチャーチが2000年にPRADAグループ傘下に入るまで展開していたクラシカルなラスト73、そしてPRADAグループ傘下後の短い間発売されていたロングノーズなラスト100を足して2で割り、さらに現代的な解釈を加えバージョンアップさせたものです。

 

73ラストの形状と履き心地

Consul Last 73

1940年から生産されていたラスト73のコンサル

セミスクエアトゥの名作として名高い73ラスト。

その捨て寸もあまり取らないガッチリとした履き心地は約60年もの間、世界中の人たちを魅了し続けていました。現在は廃盤となっています。

 

100ラストの形状と履き心地

2000年から生産されていたラスト100のコンサル

PRADAの意匠が強く反映されたラスト100はラスト73のトゥボックスの伸ばし、全体的にやや細身に仕上げたロングノーズフォルムのスタイル。

発売当時はラスト73のクラシカルなフォルムに魅了された根強いファンから厳しい意見もあったそうですが、現代人の細目の足にはちょうど良い履き心地で足が細めの人にはもちろん人気だったようです。現在は日本では廃盤ですが、イギリスではそこそこ見かけました。

 

173ラストの形状と履き心地

2001年に73ラストの復刻版(!?)として登場した173ラストのコンサル

フォルムはなるべく元の73ラストに近づけつつ、履き心地などを100ラストに近づけたのが173ラストです。一般的なストレートチップに比べ、張り出したコバが独自のボリューム感を加えています。

パッと見は本当にクラシックな見た目ですが、その履き心地は前述の通り素晴らしく、特殊なフォームを挟み込んだインソックや意外と絞り込まれたウェスト部分によりナチュラルなフィット感となっており、2001年よりこれまで多く方に素晴らしい履き心地を提供しています。

もちろん私もラスト173の魅力に取り憑かれたひとり。(笑)

 

アッパー

Church’sの名作となるConsul(コンサル)は様々なアッパーが使用されたスタイルが用意されています。いくつか代表的な素材をご紹介します。

 

ブラックカーフ(Black Calf)

Church’s Consul Black Calf

THEベーシックなスタイルの一足。

これを一足持っていれば冠婚葬祭で困ることはありません。

他にも大事な会議や面接など、幅広いシチュエーションで活躍する素晴らしいスタイルです。

 

ポリッシュドバインダーカーフ(Polished Binder Calf)

Church’s Consul Black Polished Binder Calf

雨や雪の日にも強い靴がほしいならこちらのポリッシュドバインダーカーフがおススメです。

私も持っていますが本当に1滴もアッパーから水分が通ることはありません。(笑)

後述するラバーソール仕様かレザーソールにおいてもハーフラバーを貼ってしまえばありとあらゆるシチュエーションに対応できます。

あまりメンテナンスしなくても光りっぱなしなのもGOOD!

関連記事:チャーチのポリッシュドバインダーは本当に雨や雪に強いのか?

ネバダカーフ(Nevada Calf)

Church’s Consul Walnuts(Brown) Nevada Calf

カジュアルシーンでコンサルを履きたいならこのウォルナッツカラーでしょう。デニムやチノと相性ピッタリ。さらには茶靴ならではの履けば履くほど色味も変わってくる育て甲斐のある1足です。

 

Church’s Consul Ebony(Dark Brown) Nevada Calf

黒い革靴はたくさん持っているから、いまさら黒のストレートチップかあ・・・という人ならこのダークブラウンのコンサルがピッタリでしょう。

どんな色味のスーツにも程よく会う濃い茶色ならシュークローゼットに彩りを加えながら新しいスタイルを演出してくれます。お堅い職場でもダークブラウンのストレートチップならあまり目立たず遊ぶことができますし、デニムとの相性も抜群です。

 

Church’s Consul Burgundy Nevada Calf

オシャレな人ならバーガンディで決まりでしょう!ネイビースーツにバーガンディのシューズとベルトはまさにブリティッシュクラシックなスタイルでただひたすらにカッコいい!

自分もいつかやってみたいスタイルの一つです。

 

スエード

Church’s Consul Dark Brown Suede

出張などでも使えるストレートチップならこのスエードのコンサルでしょう。元チャーチの社長、ジョナサン=チャーチ氏は出張時に2足の靴を持っていくそうです。(ちなみにいまはチーニーの社長)

1足目はカッチリとしたブラックカーフの靴、そして2足目はスエードシューズ。スエードなら多少の雨ならびくともしませんし、出張の合間のカジュアルダウンとしても使えるからだそうです。

私もひそかに狙っている一足です。(笑)

アウトソール

Church’sのストレートチップConsul(コンサル)は幅広い選択肢があるアッパーに加え、アウトソールにもいくつかの選択肢が用意されています。

 

レザーソール

Church’s Consul レザーソール

ドレスシューズと言えばレザーソール、革底です。

革靴の中でも一番手間のかかる工程で製造されているレザーソール。

歩けばレザーソールにしか出せないコッコッという足音が出るのも嬉しい特徴です。ラバーソールと異なり、歩けば歩くほどに持ち主の足に沿った返りがつき、より歩きやすくなっていくのもポイント。

 

ダイアモンドソール(ラバーソール)

Church’s Consul ダイアモンドソール

雨の日などにも何も気にしなくて履きたい人にピッタリなのがラバーソールとなるダイアモンドソールです。

このダイアモンドソールは要するに薄いダイナイトソールと思ってもらえば問題ありません。ダイナイトソールだともろにダブルソールとなり見た目がごつくなりますが、このダイアモンドソールなら見た目はレザーソールに非常に近しい上品な仕上がり。

さらには薄めのレザーソールがミッドソールに挟まれており、本格靴たる要素をしっかりと残しています。私もこの仕様でいくつかMTOをしましたがとても快適です。

関連記事:Church’s Chetwynd(チャーチ チェットウインド) MTO完成!

 

メンテナンス

Church’s Consul(コンサル)を長く履き続けるにはメンテナンスももちろん大切です。

長く履けるポテンシャルがあるからこそ、革靴王国イギリスで根強い人気を持っているのがコンサルなのです。

代表的なシューケアの記事をピックアップしてみました。

ポリッシュ

ポリッシュすればしっかりと答えてくれる。

関連記事:革靴のお手入れ方法・磨き方(全工程解説写真付き!)

 

シューケア

クリームを入れればすぐにふっくらする確かな革質

関連記事:コロニル シュプリームクリーム デラックスの使い方とレビュー

 

ハーフラバー

ハーフラバーを貼ればどこへでも行ける。

関連記事:【ユニオンワークスでハーフラバー装着】チャーチのコンサルをプレメンテその3

 


173ラストのサイズ感

173ラストのサイズについては下記の記事に徹底的にご紹介していますのでぜひご覧ください!

 

コンサル(Consul)のサイズ感 関連記事

 


Church’s Consul(コンサル)のレビューまとめ

ということで今回はチャーチのConsul(コンサル)の魅力について書き起こしてみました。やはり本格靴というのは一緒に時を過ごしてわかることがたくさんあります。

シューケアを覚えたり、ハーフラバーを貼ってみたり、その歴史について学んでみたり、同じラストの別の靴に挑戦してみたりとやれることはたくさんです。

チャーチのコンサルはまさに本格靴の基本中の基本。

こういったシンプルですが奥が深い靴こそ本格靴の1足目に選ぶのが良いと思います。

Church’s Consul、とってもオススメな1足です。

  • どんなシーンでも使えるストレートチップスタイル
  • 癖がない上にエレガント、そして幅広い人の足に合いやすいラスト173
  • 革靴の本場、英国でもロングセラーの大定番ドレスシューズ
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