ミウラな日々に日々訪れていただきありがとうございます。
コメント欄等で「いつも見ています!」という声をいただく事が多くなり、このブログを楽しみに頂いている方の存在にやや戦慄している今日この頃です。そして、そんないつも見ている方ならそろそろこう思われているでしょう。
「ミウラってやつは本当にサイズに敏感だな。」
「いくらなんでも買い物下手過ぎじゃないか。」
まったくもってその通り。グゥの根も出ないとは此の事か。
ということでまた「やりました。」今回は「やってしまった。」ではなく「やりました。」というのか肝です。(なんのこっちゃ)
EDWARD GREENの202Eと202Fを購入した。
やってやったのはこちら。
以前より本当はUK8.0がメーカー側が考える適正サイズかもしれない。と思い続けていたエドワードグリーン202ラスト。ついにUK8.0を手に入れました!
しかしやはり悩んだのはいつもサイズ問題。
実際のところ202EのUK8.5もリラックスフィットで履けていた訳なので、通常であればハーフサイズ落とすなら202F UK8.0を選ぶべきですが、以前エドワードグリーンジャーミンストリート店や、新宿伊勢丹メンズ館で試着した際は羽根が閉じ切ってしまった記憶があります。とはいうものの、他メーカーではUK8.0の幅広ウィズを愛用しているミウラとしては202E UK8.0をすぐに選ぶ勇気はありません…。
なのでEとFの2足とも一旦購入することにしました。(笑)
というのも、世の中のショッピングスタイルは日々進化しており、アパレルやシューショップにおいても返品交換前提のサービスが増えてきていました。今回も「返品交換を念頭におかれる場合の注意点」なんて書かれた用紙が入ってあるほどです。
サイズが合わなかった方を返品し、合った方を愛でる。これが現代のネットショッピングのようです。そんな訳で今回は私が試着する様子を撮影しながら2足を比較する様子をお届けしたいと思います。
エドワードグリーン 202ラストのEとFを比較する
202ラストについて
エドワードグリーンでもっとも有名な木型の202。
ボールジョイント付近は広めで踵は小さめ、そして土ふまずのアーチは高めに設定し、足なりの形状が追及することで万人の足に合うことを目指して作られたラストです。
エドワードグリーンが展開するほとんどのラストの源流となっているまさに基本中の基本。
それが202ラストです。
並べて比較
左が202F、右が202Eです。パッと見た感じはあまり違いがありませんが、よくよく見ると202Fの方がボールジョイント部の張り出しがきつく、さらにボディ全体としてもふくよかな作りとなっています。
前から比較
こちらも左が202F、右が202Eです。小指付近の甲の高さにかなり差が出ています。
甲まわり全体としても202Eの方が低めというか、202Fがかなり大き目に作られていることが確認できます。
横から比較
左が202F、右が202E。
202Fは靴全体としての高さが目立ちます。トウキャップからヒールカップまで全体的に202Fの方が高めの作りです。
左が202E、右が202Fです。ヒールカップの高さに注目すると高さ自体は同じなのですが、くるぶしにあたる部分が202Eの方が若干ですが低めになっています。(製造時の誤差範囲かも)
ヒールカップを比較
次に比べるのはヒールカップの大きさです。
幅広足を持つ人が幅広のウィズをチョイスした際に本当に悩ましいのがヒールカップも大きくなってしまうこと。エドワードグリーンも例外ではなく、202Fのほうが大きい作りとなっていました。
履いて比べる
202F UK8.0
チャーチならUK8.0G、ジョンロブならUK8.0EEと共に幅広ラストを愛用する私ですが、エドワードグリーン202ラストのUK8.0Fは…大きいみたいです。
試着の段階で羽根が閉じ切ってしまったので全然話にならないレベルです。(笑)
おそらく私の足は細めのロングノーズラストであればUK8.0の幅広ウィズでジャストサイズなのかなあと思います。
202E UK8.0
202Fの結果を持ってもう期待大の202E UK8.0!!
はい、最高のフィット感きました!以前なら「これはきついかも、履けなくなってしまうかなあ」と感じていたタイト感ですが、今なら言えます。「これは馴染んだら最高のヤツだ」と。
ここにくるまで本当に時間が掛かりました…。と履きこんでから続きは書くことにしますが、いわゆる小指は面で当たって指の根本側の甲のフィット感もバッチリ。さらにはエドワードグリーンならではのカカトが掴まれる感じや土踏まずの突き上げも感じられます。かなり良い!
上から比較
最後は上から比較。ここまできたらどっちがどっちかもうわかってしまうのではないでしょうか。
やはり202Fは全体的に大きいです。そしてインソールの色味も若干違うことに今更気が付きました。
ダークオークの色の幅
今回購入して気がついたのはダークオーク(DARK OAK)という色の幅ですね。
信じられないと思いますが、この2足は同じカラー「Dark Oak Antique」として販売されているものです。左側は渋めのブラウンで、右側はミディアムブラウンといっても差し支えない明るさです。
エドワードグリーンは世界各国からその時一番良い革を仕入れているそうなので、製造時期によって色味が変わってしまうのはあり得ることだと思いますが、まさかここまでとは…。
革靴が皮革製品だということを改めて実感しました。
ちなみにエドワードグリーンが世界で初めてこのわざとムラっけを施したアンティーク加工を始めたと言われています。
EDWARD GREEN EウィズとFウィズの違い まとめ
ということで今回はEDWARD GREEN ラスト202のEウィズとFウィズを比較してみました。やはり202ラストは幅広ラストと言われるだけあって、幅広足を持つ私でも通常ウィズとなるEウィズがジャストフィットとなりました。他の方のブログなどを見ると202はDウィズを選んでいる方が多かったのも納得です。
ちなみにこれまで愛用していたUK8.5のドーバーもそれはそれで履き心地は良いものです。開帳足気味の幅広足なので指回りにスペースがあるほうが履いていて楽なんですね。ということでエドワードグリーンでは二つのジャストフィットが生まれてしまったミウラでした。
ミウラの202のフィット感
- UK8.5:リラックス気味ジャストフィット
- UK8.0:タイト気味ジャストフィット
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